言わずと知れた政治・経済・文化の中心地・東京。1000万人以上が暮らすこの日本の首都において、最も多くの人から「住み心地がいい」と思われている街とは、いったいどこなのだろうか?
大東建託はこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023<東京都版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2023<東京都版>」として発表した。
本調査は、東京都居住の20歳以上の男女、2019年~2023年合計106,447名を対象に集計したものだ。
住みここち(駅)ランキング、トップは「松原(東急世田谷線)」
1位は、昨年は累計回答数が30名未満だったためランキング集計対象外だった松原(東急世田谷線)で、唯一偏差値80台の高評価を得ている。
2位は、昨年1位の築地・新富町A(東京メトロ日比谷線)、3位は、昨年2位の表参道(東京メトロ銀座線)だった。
トップ10では、7位に昨年は累計回答数が30名未満だったためランキング集計対象外だった京王片倉(京王高尾線)、10位に千駄木(東京メトロ千代田線)(昨年11位)がランクインしている。
住みここち(自治体)ランキング、トップは5年連続で中央区
1位は、5年連続で中央区、2位も5年連続で文京区。3位は、昨年4位の武蔵野市だった。トップ20の自治体は、一部順位変動はあるものの、昨年と顔ぶれは同じという結果になっている。
住みたい街(駅)ランキング、トップは5年連続で吉祥寺(JR中央線)
1位は、5年連続で吉祥寺(JR中央線)。2位は、2年連続で横浜(JR東海道本線)だった。3位は昨年7位の新宿A(JR山手線)が昨年から順位を上げている。
住みたい街(自治体)ランキング、トップは港区
1位は港区(昨年2位)、2位は武蔵野市(昨年1位)、3位は渋谷区(昨年4位)だった。「住みたい街(駅)」でもトップ5入りした新宿が、「住みたい街(自治体)」でも5位(昨年7位)に順位を上げている。
住みここち(駅)ランキングの因子別順位
住みここち(駅)ランキングを因子別で見ると、生活利便性の1位は「六本木一丁目(東京メトロ南北線)」、交通利便性の1位は「築地・新富町A(東京メトロ日比谷線)」、行政サービスの1位は「茗荷谷(東京メトロ丸ノ内線)」、静かさ治安の1位は「田園調布(東急東横線)」、親しみやすさの1位は「築地・新富町A(東京メトロ日比谷線)」、物価家賃の1位は「大塚・帝京大学(多摩都市モノレール)」、自然観光の1位は「武蔵引田(JR五日市線)」、防災の1位は「半蔵門・麹町A(東京メトロ半蔵門線)」となった。
住みここち(自治体)ランキングの因子別順位
住みここち(自治体)ランキングを因子別で見ると、生活利便性の1位は「港区」、交通利便性の1位は「中央区」、行政サービスの1位は「文京区」、静かさ治安の1位は「国立市」、親しみやすさの1位は「中央区」、物価家賃の1位は「西多摩郡日の出町」、自然観光の1位は「西多摩郡日の出町」、防災の1位は「文京区」となった。
出典元:大東建託
構成/こじへい