DIME MAGAZINE
日本語版を含め、Notionが対応する全ての言語において利用が可能
コラボレーションソフトウェア「Notion」を提供するNotion Labs Inc.（本社：米国サンフランシスコ）は、AIが組み込まれたプロジェクト・タスク管理ソリューション「Notionプロジェクト」をリリースした。
Notionプロジェクトは、ドキュメント・社内Wikiなどとシームレスに統合され、AIが組み込まれたプロジェクト・タスク管理ソリューション。
ツールを統合することでチームはサイロを排除し、よりスピーディかつわかりやすくプロジェクトを管理できる。日本語版を含め、Notionが対応する全ての言語において利用が可能だ。
ワークスペース上で利用できるるAIサービス「Notion AI」との融合
そんなNotionプロジェクトの中で最も注目すべき機能は、2023年2月に正式リリースされたワークスペース上で利用できるAIサービス「Notion AI」との融合。
その結果、NotionプロジェクトはAIが組み込まれた初のプロジェクト管理ソリューションとなり、さらに今回のアップデートにより、プロジェクト管理に関わる多くの作業が自動化され、チームの生産性を大幅に向上させることが可能になった。
NotionプロジェクトはNotionの標準機能として、追加費用なく全プランにおいて利用できる。
ただし、Notion AI 関連の機能を利用するには、別途 Notion AIのサブスクリプションに加入している必要がある。
※Notion AIは、1アカウント20回まで無料で試すことができる。新しくワークスペースを作成した場合、ワークスペースにメンバーを追加した場合も、最初の20回は、Notion AIの無料試用が可能だ。
これまでもNotionは、プロジェクト管理に必要な基本機能を搭載していたが、今回発表するNotionプロジェクトにより、さらに高度なプロジェクト管理を行なえるようになった。
また、手軽にスタートできるテンプレートパックの活用により、これまでNotionを使った経験を持たない人でも簡単に利用できるという。
今回リリースされNotionプロジェクトの主な新機能5選
1. AI自動入力
データベースにAIが自動で指示通りに入力してくれる項目を設定。「AI要約」、「AI要点抽出」、「AI自動入力（カスタムの指示）の３通りのパターンから選択が可能。
例：AI自動入力に「プロジェクトの内容を要約」と入れておくと、プロジェクトの概要を記載・編集した際に自動でプロジェクト内容を要約。
2. ユニークID
データベースに自動採番の項目を追加。また、プレフィックス（連番前の固定文字）も指定可能。タスクやバグにユニークな識別子を付与できるため、GitHubとの容易な連携が実行できる。
3. GitHubプルリクエストとの自動連携
NotionタスクのユニークIDをGitHubのプルリクエストの件名に設定することで両者のデータを自動紐付け。GitHubのプルリクエストの更新に同期して、対応するNotionタスクを自動更新。
4. スプリント
タスクをスプリント（2週間などの単位）で区切り管理。スプリント完了後、次のスプリントを生成し、自動で未完了タスクを移動する。
※現状、Notionプロジェクトリリース以前に作成されたデータベースに、スプリントの追加はできません。（順次対応予定）
※スプリントとは、チームが一連の目標を達成することを目的とし、プロジェクトを分割し、管理しやすくするための短い期間のことを指します。
5. Asanaインポーター
AsanaのデータをNotionに取り込み。他のプロジェクトマネジメントツールについても順次拡充予定。
関連情報
https://www.notion.so/ja-jp
構成／清水眞希
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