パナソニックは同社が展開するテクニクスブランドから、グランドクラスのネットワークオーディオアンプとしてSU-GX70を2023年6月下旬(予定)より発売を開始する。メーカー希望小売価格は22万円(税込)。
SU-GX70
独自開発のフルデジタル技術とHDMI ARCによりテレビの音も高音質で楽しめる
近年、映像・音楽ストリーミング配信サービスの利用者が増加を続けていると言われている。
その中で、同社によればテレビの音質を2chコンポーネントの本格的な音にアップグレードしたい人や、音楽を楽しみながらテレビにも接続できるコンポーネントを求めている人など、配信コンテンツをより高音質で楽しみたいというニーズが高まってきたという。
そこで本製品は、テクニクスとして初めてHDMI ARC機能を搭載。音楽ソースだけでなく映像ソースの音声も高音質で楽しめるようになった。
また「JENO Engine」をはじめとするテクニクス独自開発のフルデジタル高音質技術をHDMI ARCにも適用。
同社では「ジッターによる音質劣化を低減することで、テレビの音のさらなる高音質化を目指しました」と説明している。
低ノイズ電源回路やフォノイコライザー回路など高音質技術を投入
SU-GX70の電源回路
電源部にはプリアンプ用電源とパワーアンプ専用電源で構成した「Twin Power Supply Circuit System」を搭載。さらに低ノイズ・ハイパワーのパワーアンプ専用電源、および上位モデルSU-R1000から継承した高音質パーツを採用した。
ディスクリート構成のアナログ入力回路
ディスクリート構成のアナログ入力(PHONO/LINE)や、スピーカーの設置場所に合わせて最適な音質に調整できる「Space Tune」なども備えている。
多彩なネットワーク機能と豊富な入力系統を搭載
Amazon Music、Spotify Connect、Deezerなど豊富なストリーミングサービスに対応。またWi-Fi内蔵に加えてBluetooth/AirPlay 2対応により、音楽のワイヤレス再生やネットワーク経由の再生が可能だ。
HDMI ARC端子などを備えたリアパネル
その一方で既存のオーディオ機器なども幅広く接続できる、デジタル5系統、アナログ3系統の入力を装備。本体もラックへの設置がしやすいスリムなボディと、インテリア性に優れたフロントアルミパネルを採用している。
SU-GX70の主な仕様
定格出力/40W+40W(1 kHz、T.H.D. 1.0 %、8 Ω、20 kHz LPF、JEITA)、80W+80W(1 kHz、T.H.D. 1.0 %、4 Ω、20 kHz LPF、JEITA)
周波数特性/PHONO(MM):20 Hz~20 kHz、LINE:20 Hz~40 kHz、DIGITAL:20 Hz~80 kHz
FMチューナー部/プリセットメモリー:15局、周波数帯域:76.0 MHz ~ 108.0 MHz(100 kHz ステップ)
Bluetooth/Ver. 5.1
対応プロファイル/A2DP、AVRCP
対応コーデック/AAC、SBC
アナログ入力/LINE IN×2(ピンジャック)、PHONO(MM)(ピンジャック)
アナログ出力/PRE OUT(ピンジャック)
デジタル入力/光デジタル入力×2(光角型端子)、同軸デジタル入力(ピンジャック) サポートフォーマット:LPCM
HDMI出力(ARC)/タイプAコネクタ サポートフォーマット:LPCM
本体サイズ/430×98×368mm、約6.6 kg
カラー/-S(シルバー)、-K(ブラック)
関連情報
https://jp.technics.com/products/gx70/
構成/清水眞希