連絡や調べ物などさまざまなシーンで便利に使えるスマホ。手元にないと不安になるぐらい身近なアイテムだが、集中して作業をしているとき通知が来るとついついスマホを手に取ってしまうという人も多いと思う。
そこでNTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年2月にスマホ利用者を対象としてスマホ利用時の経験等について調査したので、その結果をお伝えしよう。
スマホ利用者の4割以上は何かに集中しているときにスマホに邪魔された経験あり
スマホ利用者を対象に、何かに集中しているときにスマホに邪魔されたことがあるか調査した結果、全体の4割以上が邪魔された経験があることがわかった。
性別では経験の有無について大きな差は見られなかったが、年代が低くなるにつれてスマホに邪魔された経験をしている割合が高くなっており、10代では約7割、20代と30代では約6割が経験していることが判明。
一方で、70代でスマホに邪魔された経験があるのは3割以下であった。
図1. 何かに集中しているときにスマホに邪魔された経験の有無(性年代別)
自身でプッシュ通知の設定・解除をしているのはスマホ利用者の3割程度
次に、スマホに邪魔されない対策の一つとして挙げられるプッシュ通知の設定・解除について、自身で設定している割合はどの程度か調査したところ、自身でプッシュ通知の設定・解除をしているのは全体の約3割であった。
男性は30代が35.6%と最も高く、次いで20代が32.9%、40代が30.8%でともに3割を超えている。
女性は10代が45.4%と最も高く、次いで30代が39.4%、20代が38.2%でともに4割近くになっていた。
また、10代~50代までは女性のほうが設定・解除をしている割合が高かったが、60代~70代では男性のほうが割合が高いことが明らかに。
図2. 自身でスマホのプッシュ通知の設定・解除をしている割合(性年代別)
調査概要
調査名:2023年 スマホ利用者行動調査
調査方法:Web
調査対象:全国・15~79歳男女
有効回答数:5,652
調査時期:2023年2月
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施。
関連情報:https://www.moba-ken.jp/whitepaper/
構成/Ara