ハースト婦人画報社は20代学生を対象に、就職活動とインターンシップに関する意識調査を実施。
回答結果をグラフや図表にまとめて発表した。
就活中&就活予定の学生76%が「インターンシップに興味がある」
就職活動中および、いずれは就職活動をする予定の学生のうち、30%がインターンシップに「とても興味がある」、46%が「やや興味がある」と回答した。
学生たちはインターンシップを企業研究のよい機会と捉えており、「インターンの採用数が多かったらいいと思う」「職場見学が出来る企業が多くなればいい」というコメントが寄せられている。
インターンシップで最も注目したいこと「社員の雰囲気・オーラ」
「インターンシップに興味がある」と回答した学生に、もしインターンシップに参加するとしたら、その企業のどのような点に注目したいかを聞いた。
その結果、最も多く挙げられたのが「社員の雰囲気・オーラ」(72.3%)。第3位には「社員が休日にちゃんと休んでいるか」(55.5%)がランクインしている。
社員の人となりやワークライフバランスの実情など、求人票の情報だけでは見えづらい点を体感できるのもインターンシップの利点だと言える。
企業とのやりとりは「メールよりSNSのダイレクトメッセージがよい」
就職活動に関する疑問や、「もっとこうだったらいいのに」という要望を聞いた。
最も多く挙がったのは通年採用や、自分らしい服装・髪型での就活を求める声だ。
「授業と就活の両立が出来るのか不安」「海外のように卒業後に就活だったらいいのに」「髪色や服などの制限がこの時代にそこまで重要なのか」「個性を求めるにも関わらず、真っ黒な無個性のスーツで面接することは疑問」などのコメントが届いた。
第3位に挙げられたのは「企業とのやりとりはメールよりSNSダイレクトメッセージがよい」(19.8%)で、第5位には「エントリーシートではなく、動画や写真等で自由に自己PRしたい」(10.1%)がランクインした。
SNSを身近なツールとして育ったデジタルネイティブ世代ならではの意見だ。
企業に関心を寄せるきっかけとなる情報収集ツールの5位に「SNS」
企業に関心をもつきっかけとなる情報源について聞いた。第1位は「就活ナビサイト」(49.6%)で、第2位に「企業説明会」(42.9%)、第3位に「インターンシップ」(42.5%)がランクイン。
就活ナビサイトで広く企業の情報を収集。個別の企業説明会やインターンシップで企業の”中の人”の声を聞いて、その企業に対する理解を深めていると考えられる。
そして第5位にランクインしたのが「SNS」(32.9%)。「もっと手軽に生の声を聞きたい」「情報をもっと身近に感じたい」という学生たちにとっては、InstagramやTwitter等のSNSも就職活動に有用なツールとなっているようだ。
調査概要
調査主体/ハースト婦人画報社
調査方法/LINEリサーチ プラットフォーム利用の調査
調査対象/20代学生・男女(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫、京都在住)
有効回答数/1050人
調査期間/2023年4月28日~4月29日
構成/清水眞希