首都圏には数々の魅力的な街が存在する。その中で、特に多くの人から「住んでみたい」と憧れを抱かれている街とは、いったいどこなのだろうか?
大東建託はこのほど、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県からなる「首都圏」に居住する20歳以上の男女合計53,656名を対象に居住満足度調査を実施し、その結果を「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2023<首都圏版>」として発表した。
住みたい街(駅)ランキングトップは、5年連続で吉祥寺
住みたい街(駅)ランキングにおいて、1位は、5年連続で吉祥寺(JR中央線)となった。2位も5年連続で、横浜(JR東海道本線)。
3位は、2年連続でみなとみらい(みなとみらい線)となった。なおトップ10には、8位に渋谷(JR山手線)、10位に池袋(JR山手線)が新たにランクインしている。
住みたい街(自治体)ランキングトップは、東京都港区
住みたい街(自治体)ランキングにおいて、1位は東京都港区。2位は昨年1位の東京都世田谷区、3位は3年連続で東京都武蔵野市となった。
9位に埼玉県さいたま市大宮区(昨年13位)、10位に神奈川県横浜市西区(昨年11位)が、昨年から順位を上げてトップ10入りしている。また、福岡県福岡市が初めて首都圏以外の県から19位にランクインしている。
住みたい街を選んだ理由は?
トップ3の「住みたい街」を選んだ理由は、生活や交通の利便性が良い街でありながら、自然がある、静かな環境であるなど、落ち着いた環境であることを挙げるコメントが多く見られた。
一方で、「住んでいない理由」については、家賃の高さや通勤のしにくさ等のコメントが多くなっている。
回答者属性別では、どんな傾向が見られるのか
20-60歳以上までの全ての年代において、昨年に引き続き1位は吉祥寺、2位は横浜が選ばれている。また、みなとみらいや大宮も全ての年代でトップ5に入っている。
トップ10全体では、20-30歳代では、中目黒や恵比寿など東京23区の若者に人気の街が続いているが、年齢が上がるにつれ、鎌倉・浦和・国立など東京23区以外の場所にある駅が選ばれる傾向がある。
40歳未満の男性および女性、50歳未満の夫婦子どもありの全ての属性でも、1位は吉祥寺、2位は横浜という結果になっている。
40歳未満の男性および女性は、東京A・新宿A・中目黒などの繁華街がある駅を好む傾向にある。一方、50歳未満の子どもがいる夫婦では、鎌倉、流山おおたかの森、立川A、海老名といった郊外の街を好む傾向があった。
このほか、年齢が上がるにつれ、「住みたい街は特にない」「今住んでいる街に住み続けたい」の比率が上昇する傾向が見られた。
出典元:大東建託株式会社
構成/こじへい