EDは成人男性の3人に1人が発症すると言われており、決して他人ごとではない。一方、EDに関する間違った理解から、「自分はEDではない」「この程度ならまだ治療は不要」と思い込んでいる人が多いのも事実。
そこで医療法人社団 康英会 ユナイテッドクリニックグループは、20~60代の男性200名に対し、EDやED治療の理解度について調査を実施した。
約3割がEDの定義を勘違い!?EDに関する理解度調査を男性200名を対象に実施
EDの定義として正しいのは、「勃起しても挿入できるほどの硬さにならない、勃起するが状態を維持できない」。正しく理解している男性は全体の約7割で、間違って理解している男性は約3割であった。
勃起自体はするものの、硬さや持続力が原因で満足な性行為ができない男性はEDに該当する。
もちろんお酒の飲み過ぎや心身の疲れで一時的に勃起が不十分になるケースもあるが、勃起不足による性行為の失敗を頻繁に繰り返す場合は、そのまま放置せずED外来を受診すべきだ。
4割以上の男性が「ED治療では男性器を見せる必要がある」と勘違い!?ED治療の理解度について
バイアグラに対するイメージとして、「勃起力が上がる」の次に多かったのが「副作用が怖い」であった。
「顔のほてり」「頭痛」「目の充血」といった副作用は、たしかに多くのバイアグラ服用者に共通して発現するが、数時間後には収まる。勃起が促進され始める合図として捉え、あまり気にしないようにしよう。
また、バイアグラは心臓に負担がかかるというイメージを持っている人もいるかもしれないが、健康な人が服用する分には重篤な副作用が起こることはほとんどない。
どうしても副作用が怖い場合は低用量の錠剤を処方してもらう、または錠剤を半分に割って服用してもいいだろう。
「偽物が多い」という回答も28.5%あった。たしかに個人輸入の通販サイトなどにおいて、バイアグラの偽物が流通しているのは事実。しかし、病院やクリニックで処方してもらうバイアグラであれば、偽物である心配はない。
ジェネリック医薬品とは、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を用い、品質・効き目・安全性を同等とした薬を指す。メリットは低価格で処方してもらえることで、ED治療薬においてもジェネリック医薬品が存在する。
前述の統計ではバイアグラに対して「値段が高い」というイメージを抱いている男性が約4割であったが、バイアグラジェネリックであれば1錠あたり500円以下で処方しているクリニックもある。ED治療薬を安く利用したい人は、ジェネリック医薬品を検討してみてほしい。
ED治療において「目視での男性器の状態確認」が行われると思っている男性の割合は約44.5%であった。
しかし実際、ED治療薬を服用してもらうだけであれば、男性器を見せる必要はない。「男性器を見せるのが恥ずかしいから病院に行きたくない」という人も、心配は不要だ。
なお、血液検査・尿検査・心電図検査については、行う場合と行わない場合がある。血液検査・尿検査・心電図検査を行う目的は、服用する薬が身体に合っているかどうかを確かめるため。
血液検査・尿検査・心電図検査の有無によって費用が変わってくる場合もあるため、病院・クリニックを受診する際は事前に確認しておこう。
調査概要
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2023年5月15日~2023年5月17日
調査対象:20~60代の男性200名
関連情報:https://united-clinic.jp/
構成/Ara