LIXILは便器部はそのままでシャワートイレ部(タンク+温水洗浄便座)だけを交換することで、最新機能を搭載したトイレに簡単にリニューアルできるINAX取替用機能部「リフレッシュシャワートイレ タンク付」をモデルチェンジ。先日より発売を開始した。販売価格は11万4000円(税別・工事費別途)。
LIXILは今回、2006年より発売している「リフレッシュシャワートイレ」をモデルチェンジ。取替対応機種の拡大と同時に、最新機能を搭載することで、ユーザーがより選びやすくなるように機種を刷新した。
トイレまるごと交換に比べて、費用や工事の負担が少ないだけでなく、便器をそのまま残すことで環境負荷の低減にもつながる。
「リフレッシュシャワートイレ タンク付」の主な特徴
床工事の必要がなく、最新モデルにリニューアルできる
「リフレッシュシャワートイレ タンク付」は、便器一体型シャワートイレを対象に、現在使用中の便器部はそのままで、シャワートイレ部(タンク+温水洗浄便座)のみを交換する商品だ。
床工事の必要もなく、手軽に最新機能を搭載したトイレにリニューアルが可能。使用しているうちに内部部品が劣化してくるタンク部も一新することができる。
対応機種の拡大
今回のモデルチェンジにより、交換の需要が高まっている「アメージュV」(2005年発売)など対象機種を拡大。より多くのユーザーがこの商品を選択できるようになった。
キレイ機能
つぎ目がない便座で、汚れてもサッとひと拭きで掃除ができる「キレイ便座」を採用。また、吐水口と手洗鉢が滑らかにつながった掃除しやすい手洗い形状になっているほか、「お掃除リフトアップ」により便座と便器の間の汚れも奥まで簡単に拭き取れる。
オート機能
便器に近づくだけで自動で便フタが開く「フルオート便座」、便座から立ち上がると自動的に便器を洗浄する「フルオート便器洗浄(リモコン便器洗浄)」、便座に座ると自動で脱臭する「Wパワー脱臭」などを搭載。
洗浄機能
INAXのトイレは、シャワーノズルを2本搭載。ひとつはおしり専用、もうひとつはビデ専用。片方を使用している時はもう片方が隠れており、汚れへの心配に配慮しているほか、専用設計だからこその洗い心地を実現。
ノズルは先端を着脱でき、掃除や交換が可能だ。さらに、より多くの水でおしりをしっかり洗う「おしりターボ洗浄」も搭載している。
環境負荷の低減に貢献
「リフレッシュシャワートイレ タンク付」は、便器を残したままリニューアルする商品のため、便器の廃棄処分の低減につながる。
製品を長く使用することで、CO2排出量削減にも貢献する。これは、SDGs目標12「つくる責任つかう責任」におけるごみの発生量の削減にも貢献することになる。
構成/清水眞希