電気代の節約に貢献するのが、夏の電力の半分を食いつくす古い冷蔵庫とエアコン。共働き世帯なら、ドラム式洗濯乾燥機の最新機種導入も検討したい。
節約アドバイザー
和田由貴さん
消費生活アドバイザーの資格を持ち、フジテレビ系『ホンマでっか!? TV』で節約評論家も務める。節約や環境関連の講演、執筆など、幅広いメディアで活躍。
10年超えのエアコンや冷蔵庫の買い替えで電気代が抑えられる
電気代の値上げにあちらこちらから悲鳴のあがる昨今、節約アドバイザーの和田由貴さんが勧める効果的対策の一手が、家電の省エネモデルへの買い替えだ。
「省エネ性能の目安となる省エネ基準達成率には目標年度があり、年度のトップモデルの消費効率が、次の目標年度の基準値となります。つまり省エネ性能は年々右肩上がりで上昇を続けていることになります」
その代表が夏の電力消費割合の2トップ、エアコンと冷蔵庫。
「いずれも平均的な使用期間は約13年。13年前と最新モデルの年間電気代を比較すると、その差に驚かされますよ」
今回はエアコンと冷蔵庫に、子育て中の主婦の必須家電、ドラム式洗濯乾燥機を加え、節約の視点からベストモデルを選出した。
家庭における家電製品の1日の電力消費割合(夏期)
夏場の消費電力の半分を占めるのが、一日中稼働する冷蔵庫と、使用頻度が高まるエアコンだ。この2台を省エネ型にすれば電気代はかなり抑えられる。
出典:経済産業省資源エネルギー庁 平成30年度電力需給対策広報調査事業の結果より
省エネ家電に買い替えると、こんなにお得!
平均約13年使用するという冷蔵庫とエアコン。2021年型と10年前の2011年型を比べても大幅な省エネ化を達成。買い替えだけで電気代が大幅にカットできる。
出典:一般財団法人 家電製品協会「2020年度スマートライフおすすめBOOK」をもとに編集部作成。
※1 冷暖房兼用・壁掛け型・冷房能力2.8kWの製品で比較/2011年のクラス全体の単純平均値と2021年の省エネタイプ(多段階評価★4以上)の単純平均値 ※2 定格内容積401〜450Lの製品で比較 ※3 年間消費電力量は一定の条件下で行なわれた試算値で特定商品の消費電力量を保証するものではありません。