想定外のコロナ禍を超えて飲食店の導入は右肩上がり
発売の翌年から社会がコロナ禍に突入という逆風の中、導入する店舗や企業は順調に増えている。
「導入実績は2021年8月に3000台を超えました。今年に入り、コロナによる行動制限が緩和されたことも追い風となり、特に飲食店での導入が堅調で、導入数は100台を超えて上積みされています」(福田さん)。
飲食店導入の好調の要因として、ダクト工事が要らない内部排気型による置きやすさ、組み立てまで約2時間で完了するスピーディな設置も挙げられる。
右から2用、4人用、1人用、スマートミニ。基本は置くだけで設置できるが、スプリンクラーや自動消火装置の取り付けなど消防法や、ダクトに接続する外部排気にも対応している。
現在のラインナップは、スマートミニ、スマートミニ(ガラス)、1人用、2人用、4人用M、4人用Lの喫煙者の人数や設置スペースに応じて選べるサイズとデザインの6種類。最も需要が伸びているのは、座席数を減らさず、店内の空いた空間に設置ができる半畳サイズのスマートミニだ。
「販売・メンテナンスプランは、他社に比べ、各サイズとも数10%程度はお安く提供しています。初期費用0円のレンタルプランも同様に、他社比リーズナブルな金額設定です。スマートミニをレンタルした場合は初期費用0円、本体一式、自然消煙灰皿ニードル、メンテナンス料込みで月額4万3780円(税込み)とランニングコストを大幅に抑えています。更に低価格の長期レンタルプランもご用意しています。また、飲食店向けには、初期費用ゼロで、効果を実感していただくトライアルプランも好評です」(福田さん)
導入によって売り上げが15%伸びた飲食店もある
冒頭で紹介したように性能は高く、小さな飲食店でもデッドスペースへの設置が増えている。
「お酒を提供する飲食店やコーヒーショップでは全面禁煙以降、売り上げが減ったというお店はかなり多い印象です。チェーン店で『スモーククリア』を導入した店舗では、全面禁煙の系列店に比べ10~15パーセント売り上げが上がったという例もあります」(福田さん)。
『スモーククリア』が世の中に着実に広がる中、福田さん自身にも気づきがあった。
「当然、喫煙者のお役に立てる製品でありますが、”喫煙者のお客様、上司、友人との会食場所に困らなくなった”“服に付くたばこの臭いがなくなり喫煙者の友人とも気軽に食事に行ける”、“喫煙室から漏れてくる臭いに悩まされることなく快適に食事を楽しめる”といった、たばこを吸わない方からの好意的な反響が多く寄せられました。また、喫煙者と非喫煙者の両方のご来店されるお客さまの喜びの声だけでなく、店外での路上喫煙が減り、近隣からの苦情がなくなったことをメリットにあげているオーナーも多く、微力ながら、受動喫煙防止の社会貢献ができていることに喜びを感じています。吸う人も吸わない人も快適に過ごせる共存できる喫煙社会を目指して、今後も製品の開発を続けていきたいと思います」(福田さん)
飲食店で『スモーククリア』を見かけたら、ぜひ、煙も臭いもない魔法のような喫煙体験をおすすめする。
問い合わせ先/エルゴジャパン 050-3627-4605
取材・文/安藤政弘