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重さ608g!ASUSが7型フルHD液晶を搭載したポータプルゲーム機「ROG Ally」を発売

2023.06.07

ASUS JAPANは、7型フルHD液晶を搭載した約608gのポータプルゲーム機『ROG Ally(アールオージー エイライ)』を発表した。高性能かつ拡張性の高さを備えて、ポータプルゲーム機としてだけでなく据置型ゲーム機やゲーミングデスクトップパソコンとしても使用できるデバイスだ。

今回はスペックが違う2モデルが用意されている。AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー搭載モデルは2023年6月2日より予約販売を開始して6月14日より発売する。AMD Ryzen Z1プロセッサー搭載モデルは2023年夏に発売予定。

『ROG Ally』は、OSにWindows 11を採用し、パソコンゲームのさまざまなプラットフォームに対応し、「Amazonアプリストア」を使えばAndroidスマートフォンのゲームもプレーできる。コントローラーが一体になっているコンパクトな本体なので持ち運びも簡単だ。マルチゲームプラットフォーム環境を便利かつ簡単に使えるように、独自ソフト『Armoury Crate SE』がプリインストールされており、複数のゲームプラットフォームのゲームを一覧表示してタッチ操作やコントローラー操作で簡単に起動できるように設計されており、Windows 11ベースのポータプルゲーム機とは思えないような操作感を実現しているという。初期状態で登録されている以外のプラットフォームも追加可能で、『Armoury Crate SE』ではコントローラー設定などを行うことも可能だ。

独自ソフトのコマンドセンターもプリインストールされており、ゲーム中にメニューを呼び出してゲームのフレームレートやCPUの使用率を表示したり、ゲーム画面をキャプチャ・録画したり、ソフトウェアキーボードを表示したり、マイクのオンオフを切り替えたりといったことも可能だ。

CPUにAMDがポータプルゲーム機用に開発したAMD Ryzen Z1シリーズプロセッサーを搭載。AMD Zen 4 アーキテクチャと最大8.6Tflopsの強力なグラフィクス性能を発揮可能にするAMD RDNA 3 グラフィックスとの組み合わせにより、これまでのポータプルゲーム機以上のパフォーマンスを実現するという。

画面サイズは、持ち運びのしやすさと十分な視認性を両立した7型サイズを採用し、表示解像度は1980×1080ドットのフルHD画質。リフレッシュレートが120Hzの高速駆動液晶を搭載し、動きが速いゲームでも敵の動きなどをなめらかにハッキリと表示してくれる。最大輝度が500nitと明るく、周囲が明るい場所でも画面を視認しやすい。画面表面には、業界トップレベルの耐衝撃性と耐擦傷性を誇るCorning Gorilla Glass Victus、コーティングには反射防止性能に優れたCorning Gorilla Glass DXCを採用。バッグなどに入れて持ち歩いても傷が付きにくくなっている。

本体の冷却は内部の温度に応じて最適な冷却状態を保つ「ROGインテリジェントクーリングシステム」によって、高い冷却性能と静音動作を実現。最大動作音は通常動作時で最大20dBA、Turboモード時でも最大30dBA。冷却ファンは、コンパクトな本体サイズにもかかわらずふたつ搭載し、放熱部には0.1mm厚の超高効率放熱フィンを採用。強力な冷却性能で高負荷状態が長時間続いても使い続けることができる。さらに熱移動のためのヒートパイプには、ヒートパイプ内部の毛細管構造体の最適化で従来よりも毛細管力を15%以上も向上したアンチグラビティヒートパイプを搭載し、本体がどんな角度で使用されたとしても強力な冷却性能を発揮するという。

本体の左右に搭載しているコントローラーは、人間工学に基づいた形状を採用。手の大きな人から小さな人まで多くの人の手に馴染むようになっており、手で握る部分には微細な凹凸を施して滑りにくく手にピッタリとフィットする。各種操作ボタンも押しやすく、誤って押してしまわないような絶妙な配置と形状で高い操作性を実現しているという

オーディオ機能については、オーディオ回路に高性能なスマートアンプを搭載し、本体の左右に搭載するステレオスピーカーからクリアで大迫力の大音量サウンドを鳴すことができる。立体音響技術のDolby Atmos対応で、立体感と臨場感あふれるバーチャルサラウンドも楽しめる。オーディオジャックでの音声出力はHi-Resに対応し、ハイレゾ音源を使用したハイレゾオーディオも聴ける環境を構築できる。

本体カラーは、ホワイトを基調にしたカラーを採用し、スタイリッシュでオシャレ感のある上質なカッコ良さを実現。なめらかなカーブを組み合わせたボディは、持ち運び時のモビリティにも配慮。左右のアナログスティック部分には、LEDの色や光り方を好みに設定可能なLEDライティング機能を搭載しており、使用中にスタイリッシュに光らせることもできる。

ハイスペックを要求するようなゲームのプレー可能時間は最長約2時間、クラウドゲームなど比較的カジュアルなゲームなら最長約6.8時のバッテリー駆動が可能。USB PD (65W) の急速充電に対応し、わずか約30分で50%まで充電できるのでバッテリーが切れてもすぐ充電してバッテリー駆動での使用を再開できる。

セキュリティ面では、『Windows Hello』に対応した指紋認証センサーを搭載し、外出先でも高いセキュリティを実現。複数のアカウントを作成してそれぞれに異なる指紋を登録できるので、家族で『ROG Ally』を共用する場合でも簡単に各使用者の環境を切り替えることができる。

『ROG Ally』の別売アクセサリーも登場予定

HDMIポートが付いている別売の『ROG Gaming Charger Dock(2023年夏発売予定)』を使えば、HDMIケーブルを使用してゲーム画面を大画面テレビなどに表示することが可能。Bluetooth接続のコントローラーを用意すれば、『ROG Ally』を据置ゲーム機のように使うことができる。複数のコントローラーがあれば、複数人で一緒にゲームをプレーすることも可能だ。

HDMIポート、LANポート、複数のUSBポートを搭載した別売の外付けグラフィックスデバイス『ROG XG Mobile』も発売予定。外付けの液晶ディスプレーやキーボード、マウスなどを接続して『ROG Ally』をゲーミングデスクトップパソコンとしても利用できる。『ROG Ally』との接続は、PCI Express 4.0 ×4インターフェースで行うので、『ROG XG Mobile』に搭載する「NVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop GPU」の性能を発揮させることができる。

『ROG Ally』概要

CPU:
AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー
AMD Ryzen Z1 プロセッサー
メインメモリ:LPDDR5-6400 16GB
記憶装置SSD:512GB (PCI Express 4.0 ×4接続)
グラフィックス機能:
AMD Radeon グラフィックス(最大8.6TFlops FP32)
AMD Radeon グラフィックス(最大2.8TFlops FP32)
ディスプレー:7.0型ワイドTFTカラー液晶(1980×1080ドット/120Hz)
製品仕様
グレア
無線LAN機能IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E)
バッテリー駆動時間:約10.2時間
OS:Windows 11 Home 64ビット
サイズ(突起部除く):幅280.0mm×奥行き111.38mm×高さ21.22~32.43mm
質量:約608g
価格:10万9800円(税込み)、8万9800円(税込み)
予約開始日:2023年6月2日~、2023年夏以降予定
発売日:2023年6月14日。2023年夏以降予定

https://rog.asus.com/jp/gaming-handhelds/rog-ally/rog-ally-2023/

構成/KUMU

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