市販薬の飲み過ぎで逆に頭痛がひどくなる!?薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)にも注意
台風2号による大雨が過ぎ去り、いよいよ梅雨らしいジメジメとした気候になってきた昨今、この時期ならではの不調に悩まされている人が増えているという。
ヘルスケアテクノロジーズは、全国の20~60代の男女1,098名を対象に、「梅雨時期の不調に関する調査」を、全国の“頭痛持ち”である20~60代の男女1,113名を対象に、「頭痛に関する意識調査」を行った。
10人に1人は毎日頭が痛くなる!?梅雨の時期に現れる頭痛の実態
「梅雨の時期の不調として、ご自身にあらわれる症状にはどのようなものがありますか。」と質問したところ、梅雨時期の不調としてあらわれる症状1位は「頭痛」という結果に。
「自身の頭痛が起こる頻度に関して、梅雨の時期にはどうなると思いますか」という質問に対して、59.5%が「普段より増加すると思う」と回答し、多くの人が、梅雨時期に自身が頭痛に苦しむことが増えると考えていることが分かった。
また、「梅雨の時期に頭が痛くなるのは、1週間のうち平均何日程度ですか」という質問に対しては、4日・5日・6日・毎日のいずれかを選んだ人は合計で35.6%おり、約3人に1人は1週間のうち半分以上を頭が痛い状態で過ごしていることが判明。
中でも「毎日頭が痛くなる」と答えていたのは10.3.%で、頭痛持ちの10人に1人は、梅雨時期は毎日頭痛を抱えた状態で過ごしていることが分かった。
頭痛持ちの人に「頭痛が原因で、丸一日何もできなかったことはありますか」と聞いたところ、「何度もある」が37.6%。「一度だけある」が17.9%という結果に。
また、「頭痛が原因で、予定をキャンセルしたことはありますか」という質問に対しては、「何度もある」が38.5%、「一度だけある」が19.3%という結果になった。
6割近くの人が頭痛が原因で丸一日何もできない日や、予定をキャンセルした経験があり、加えて、4割近くの人はそれを何度も経験していることが明らかに。
続いて「頭痛に悩むようになったのはいつからですか」と聞いたところ、55.8%と6割近くの人が「5年以上前から頭痛に悩んでいる」と回答した。
また、頭痛に悩んでいる期間で、「症状が改善した」と回答した人は21.7%いたが、65.9%は「特に変化はない」と回答している。長い期間、頭痛の症状が改善することなく苦しめられている人が多いことがうかがえる結果となった。
3人に1人は、自分の頭痛の原因を分かっていない
頭痛持ちの人に「頭痛の際、薬を飲みますか」と聞いたところ、「市販の薬を飲む」と答えた人が63.8%であった。
また、市販薬を飲むと答えた人に対して、その頻度を聞いたところ、最も多かったのは「3日に1回程度」で15.2%だったが、「毎日」と答えた人も11.4%おり、10人に1人は毎日市販薬を飲んでいることが判明。
薬を飲むことは、症状を和らげるための対処法としては有効なものの、飲み過ぎることで神経が過敏になり、薬を飲んでも頭痛が治らない「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)※」の状態になってしまうこともあり、注意が必要だ。
また、市販薬や処方薬を飲んでいると答えた人に対して、薬を飲むこと以外に対策をとっているかを聞いたところ、42.7%の人は「とっていない」と回答。4割以上の人は、頭痛の症状に対して薬を飲むこと以外に対策をとっていないことが分かった。
※薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)…もともと頭痛持ちの方が痛み止めなどの頭痛薬を過剰に使用することで、逆に頭痛がひどくなった状態
「ご自身の頭痛の原因は分かっていますか」という質問には、30.9%が「自身の頭痛の原因を分かっていない」と回答した。
頭痛の症状への対処方法の調べ方は、「インターネットで症状を検索(27.0%)」が最も多く、2番目に多いのが「自身の過去の経験から判断(26.6%)」となっている。
頭痛の症状があっても病院に行かない理由は?
「頭痛の症状で、病院に行ったことはありますか」という質問に対し、あると回答した人は55.1%であった。
また、ないと回答した44.9%の人に対して、「病院に行ったことがない理由」を聞いたところ、1位は「頭痛の症状で病院に行く必要がないと考えているから(31.8%)」2位は「病院の待ち時間が長いから(28.0%)」3位は「診察が必要な症状なのか判断に迷うから(27.4%)」という結果に。
また、回答者のコメントでは下記のような内容も見受けられ、頭痛が発生したときにすぐに相談ができない人が多く、頭痛が起きていない段階で病院に行くことは、頭痛持ちの自覚があるとしてもハードルが高いことがうかがえる。
・薬を飲めば何とか生活ができるためわざわざ病院に行くのは敷居が高い。(40代女性)
・仕事の帰宅時間が遅い。(30代女性)
・頭痛が起きている時ほど仕事などで病院に行けない。症状が出ていない時に行ってもあまり意味がないのでは?と考えている。(40代男性)
・頭痛症状のある時にタイムリーに通院できない。(60代男性)
・聞きたいと思うときに、相談できる環境ではない。(40代男性)
・症状が現れるのが不定期で、そのタイミングで行こうと思っている。(50代男性)
ヘルスケアアプリ「HELPO」の機能「健康医療相談チャットサービス」は、24時間365日いつでも医師や看護師、薬剤師などの医療の専門家にスマホのチャットサービスを使って自身の症状や悩みを相談できるサービスだ。
この「HELPO」においては、2023年4月5日~18日の間で、頭痛の相談を促すバナーを掲出した場合と、そうでない場合の相談件数の差は2倍以上にのぼり、チャットサービスのような手軽で即時性の高い手段であれば比較的、解決に向けて自ら行動を起こしやすいのだと推測できる。
一方で、花粉症でバナーを掲載した場合は14.7倍、肩こり・腰痛の場合は4.2倍のため、頭痛は他の不調と比較して「つらいときに“解決に向けて動く”ということが思いつきづらい」症状であることもうかがえる。
最後に、「頭痛について専門家に相談ができる場合、聞いてみたい事」を聞いたところ、1位 「頭痛の原因は何か(54.9%)」2位「飲むべき薬の種類や飲み方について(54.6%)」3位「セルフケアの方法について(51.5%)」という結果になった。
調査概要
調査1:梅雨時期の不調に関する調査
調査エリア:全国
調査対象者:20~60代の男女
サンプル数:1,098ss
調査期間:2023年4月28日~2023年5月5日
調査方法:インターネットリサーチ
調査2:頭痛に関する意識調査
調査エリア:全国
調査対象者:「あなたは頭痛持ちですか」という設問に対し「はい」と答えた20~60代の男女
サンプル数:1,113ss
調査期間:2023年4月28日~2023年4月30日
調査方法:インターネットリサーチ
関連情報:https://healthcare-tech.co.jp/
構成/Ara
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