キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を運営するライボの調査機関、Job総研は546人の社会人男女を対象に「社会人に聞くリーダーの印象調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
主な調査結果は以下のとおり。
全体の50.0%が目標にしたいリーダーがいると回答
同調査によると、職場に目標にしたいリーダーがいると答えた社会人は50%という結果が出た。
これを年代別に見ると、目標にしたいリーダーがいると答えたのは20代が最も多く61.7%、次に30代が53.0%であり、その後も年代が上がるにつれて減少傾向にあった。若い世代は目標にしたいリーダーが明確なようだ。
リーダーに求めることは「コミュニケーション力」が75.6%で最多
最も多かった回答が「コミュニケーション力」75.6%、2番目に「決断力」59.9%、3番目に「課題解決力」52.4%という結果になった。
分け隔てなく他者とのコミュニケーションを取り、メンバーのモチベーションを維持するような役割がリーダーに求められているようだ。
「決断力」「課題解決力」「育成能力」も多くの票を獲得しており、リーダーには意思決定をする強さ、メンバーを育てる力も求められていることがわかる。
リーダーに必要な特性は「強い意志と責任」が38.6%で最多
最も多い回答は「強い意志と責任感」38.6%、2番目に「頼りになる」35.9%、3番目に「思いやりがある」32.4%という結果が得られた。
また「公正に仲間をまとめる」が31.4%と僅差で4番目にランクインしている。
チームで最も成果を上げられるのは「コーチ型」のリーダー52.0%で最多
チームを成功に導くリーダーシップの型を調査したところ「コーチ型」が52.0%と最も高い支持を集めた。2番目に「ビジョン型」45.4%、3番目に「奉仕型」21.8%がランクインしている。
コーチ型の特徴としてはメンバーの強み、弱み、モチベーションを素早く見極め各自の能力向上を支援することができる。
ビジョン型のリーダーは、メンバーを鼓舞し、新しいアイデアへの信頼を得ることで、前進を促し、変化の時代を導く能力を持つ人。組織内で信頼感を育むことを得意とする。
奉仕型のリーダーは人を第一に考え、メンバーの個人的にも仕事でも充実していると感じられればより良い力を発揮すると考える傾向がある。そのためやる気を出させることが非常に得意なタイプだ。
嫌われる上司の行動は「感情の起伏が激しい」が63.4%で最多
最も困る行動は「感情の起伏が激しい」63.4%、次に「発言と行動が伴っていない」56.5%、3番目は「メンバーの話を聞かない」50.7%だった。
調査概要
調査対象者/JobQサービス登録者で現在職を持つ社会人
調査条件/全国の20~50代男女
調査期間/2023年5月12日~5月14日
有効回答数/546人
調査方法/インターネット調査
関連情報
https://job-q.me/articles/15112
構成/清水眞希