押印の必要がないシーンが増えたとはいえ、提出書類に押印欄がある場合には、押印していないと書類不備と判断される恐れもある。荷物を受け取る時も、サインでも良いが、シャチハタタイプ(※)の印鑑などがあれば便利だ。キャンドゥで2つのタイプの印鑑を見つけたので試してみた。
※「シャチハタ」はシヤチハタ株式会社の登録商標で、朱肉がいらないプッシュタイプの印鑑の一般名称は「インク浸透印」という。
印鑑には大きく分けて3種類ある
印鑑とひと言で言っても、用途や役割によって、大きく分けて3種類ある。まずは、もっとも重要な役割を持ち、役所に届けて法的な効力を持つ「実印」。不動産や自動車の購入や遺産相続など、印鑑証明を必要とする契約時に使用するものだ。
2つ目は、金融機関との取引などに使用する「銀行印」。そして3つ目が、印鑑証明を必要としない軽微な契約書や申請書、履歴書など、日々の書類に使用する「認印」だ。キャンドゥで購入できるのは「認印」として使用できるタイプになる。
キャンドゥで取り扱いのある名前は約1800種類
文房具店などで売られている通常のシャチハタタイプの印鑑が500円~1000円程度と考えると、100円均一で印鑑が買えるのは安くて便利だ。とはいえ、自分の名字がなければ便利とは言えない。
店舗によって取り扱いのある名字や種類の数も違うようだが、調査してきたという個人のSNS投稿などでは、約1800種類販売とされていた。珍しい名字だと取り扱いがない場合もあるが、筆者の「林」は、名字ランキング18位ということもあり、手に入れることができた。
しかし「斉藤」さんは、「林」に次いで多い名字だが、「斎藤」「齊藤」など、漢字によっては取り扱いがない場合もあり、急いで用意したいときは気をつけたい。
プッシュスタンプの認印
“シャチハタタイプ”といわれるインク内蔵の「インク浸透印」は、宅配などの荷物の受け取り時のサイン用などに便利だ。
強く押すことなくしっかり押印できた。
一番メジャーなシヤチハタ社の「シャチハタ ネーム9」より、少し小さめの印象だったため、サイズを確認すると直径約8ミリ。筆者が使っていたシャチハタが9.5ミリだったため、わずかに小さいが認印の使用シーンではそれほど気になることはないだろう。110円(税込)なので、宅配受け取り用に玄関に1本常備しておくのもよさそうだ。