小学校を卒業し、ランドセルをずっと押し入れにしまってある、捨てるにはもったいないと思ったら海外や国内へ寄付してみてはいかがでしょうか。
目次
丈夫で収納力が高い日本のランドセルは寄付すると喜ばれる
丈夫で収納力が高い日本のランドセルは、海外の地でも高く評価されているそうです。なので、寄付をすることで海外の子どものもとで再び活躍できるかもしれません。
ランドセルを寄付する方法や注意点
インターネット上では、様々な団体が海外へ寄付するためにランドセルを募集しています。送り方や使われ方など、希望に合う団体を見つけ、寄付の方法をよく確認しておきましょう。
また、団体によってはその年に応募しているランドセルの個数が決まっていたり、著しく破損しているランドセルは寄付できないなどの条件もあります。なので、あらかじめ団体の示している条件やランドセルの状態もチェックしておきましょう。
【参考】セイバン|卒業後のランドセルの処分方法は?寄付やリメイク、捨て方まで合わせてご紹介
ランドセル寄付はどこが良い①女の子の就学に役立つ「ジョイセフ」の〝思い出のランドセルギフト〟にてランドセルを寄付
「ジョイセフ」の〝思い出のランドセルギフト〟では、日本で役目を終えたランドセルをアフガニスタンに寄贈し、子どもたち特に教育に恵まれない女の子の就学に役立てる国際支援活動を行っています。
ランドセルの送り方
[1]ランドセルの色や年数は問いませんが、以下のような状態だと現地に届けることはできないので事前に確認しましょう。
・ベルトや留め具が破損していたり、劣化状態が著しく激しいものは現地に届けることはできません。寄せ書きや名前はあっても大丈夫です。
・宗教上の理由により、豚革製のランドセルは現地に届けることはできません。ランドセルの裏蓋側に毛穴があるのは豚革製の特徴です。
・お守りや防犯ブザーはランドセルから外しておきます。
[2]ランドセルをアフガニスタンの子どもたちまで届ける海外輸送経費として、ランドセル1個につき1800円を寄付します。また、必要枚数の書き損じはがきを送付することで、海外輸送経費にできます。ランドセルは入金と同時に送っても大丈夫です。
[3]ランドセルは紙袋やビニール袋などに包み、下記の指定倉庫へと宅配便などを利用して送ります。入金と同時に送っても大丈夫です。
〒143-0001
東京都大田区東海4-7-7
鴻池運輸 大井物流営業所内
サンライト「ジョイセフランドセル」係
※倉庫までの郵送料は自己負担です。
新品の学用品をランドセルの中に入れて贈ることも可能
学用品をランドセルの中に入れて贈ることも可能です。ただし全て未使用のものに限ります。贈ることができる学用品は以下の通りです。
・鉛筆(色えんぴつ、ボールペンも含む)
・ノート
・消しゴム
・鉛筆削り(電動不可)
・下敷き
贈ることができない学用品は以下の通りです。
・はさみ、カッターなどの刃物類
・ぬいぐるみなどのおもちゃ
・楽器類
・液体のり
・ホッチキス、シャ-プペンシル、バインダーなど補充物が必要なもの
・衣類
・バッグ類
上記以外にも贈れない学用品もあります。
【参考】ジョイセフ
ランドセル寄付はどこが良い②ワクチン募金にもなる「リボーン」のランドセル寄付
「リボーン」でランドセル寄付を行うことで、子どもに使ってもらうだけではなく、1箱あたりに5人分、海外の発展途上国の子どもたちへの支援としてポリオワクチンの募金もできて国際支援にもなります。
ランドセルの送り方
[1]まずは段ボールを用意します。自分で用意した段ボールで送る場合の送料は自己負担となります。段ボールの用意が難しければ、専用回収キットを購入できます。専用回収キットを購入した人の送料は無料となります。
[2]中にランドセルを入れます。入れたらガムテープなどでフタを閉じ、指定宅配業者へと集荷してもらいます。集荷方法は以下の通りです。
[①]自分で空き箱を用意した場合は元払い(送料は自己負担です。運送会社の指定はないので自分の都合のよい運送会社を選びます)
[②]専用回収キットを購入した人は付属の伝票を貼り付けます。(送料は無料で入れる荷物の重さは30kg以内)
※佐川急便の集荷依頼は必ず電話にて行いますWEBから集荷依頼をすると同封の伝票が使用できなくなって送料が必要となります。
〈郵送先住所〉
〒501-2571
岐阜県岐阜市太郎丸向良162
株式会社GoodService
TEL 058-229-5238
【参考】リボーン
ランドセル寄付はどこが良い③海外だけではなく国内の子どもへ寄付することも。「セカンドライフ」
「セカンドライフ」では、海外だけではなく「にこっと」と呼ばれるサービスにより国内の子どもたちへの寄付も行っています。ランドセルの里親さん(ランドセルの第二の人生を共に過ごしてくれる人)をSNSを中心に探して無料で送付し、里親さん宅での様子を写真や文章にてレポートしてもらっています。
ランドセルの送り方
[1]セカンドライフに申し込み後、荷物の集荷専用の伝票が届きます。郵便局に集荷を依頼し、都合のいい日時に玄関先で集荷してもらいましょう。料金は以下の通りです。(送料も含まれています)
・リユース中箱 梱包サイズ120cmまでは2100円
・リユース大箱 梱包サイズ160cmまでは2600円
[2]支払いの振り込みの際は、申し込みと同じ名前で行います。また、申込番号(6ケタ)を名前の前に記載すると手続きがスムーズに行えます。
振込額は送る箱数分のみ振り込みます。振り込みのタイミングは、発送後3日以内までです。事前に個数やサイズが分かっている場合、申し込み後すぐの振り込みでも可能です。
【参考】セカンドライフ
※データは2023年4月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/山田ナナ