不動産メディア「幸せおうち計画」を運営するAZWAYでは、10代から60代以上までの男女500人を対象に「近隣トラブルにあったことはあるか」について独自調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
6割以上が近隣のマナーについて「気になったことがある」
10代から60代以上までの男女500人に「近隣のマナーが気になったことがあるか」について聞いたところ、「はい」と答えた人は324人で全体の64.8%に及ぶ人がマナーについて気になっていることがわかった。
また住居形態別にみてみると、持ち家でマンション(5000万円以上)が100%でトップに。ただし、持ち家でマンション(5000万円以上)の人は回答者が1人だったため、複数人に質問した場合には回答が変わってくる可能性がある。
一方、全部で191人による回答があった賃貸(家賃10万円未満)のグループでは、74.9%の人がマナーについて気になっていると回答。
他のグループを圧倒する結果となっており、賃貸(家賃10万円未満)の人たちはマナーについて不満を抱えていることが推察できる。
実際にご近所トラブルに遭ったことのある人は24%
続いて、「実際にご近所トラブルに遭ったことはあるか」について聞いたところ「はい」と答えた人は120人で、全体の24%の人がご近所トラブルに遭った経験があることが判明した。つまり、約4人に1人の人が「ご近所トラブル」に遭っていることになる。
また住居形態別にみると、賃貸(家賃10万円未満)の人たちが最もトラブルにあった割合が多く、27.2%の人がトラブルにあったと回答。ただ、「持ち家でマンション」や「持ち家で一軒家」の人たちとそこまで大きな差はなく、どの住居形態でもトラブルが起きているようだ。
近所に住んで欲しくない人1位は「騒音を出す人」で2位と倍以上の差
最後に「近所に住んで欲しくない人」について聞いたところ、1位が「騒音を出す人(193人)」、2位が「非常識・協調性のない人(82人)」、3位が「汚部屋・清潔感のない人(57人)」という結果が出た。
「騒音を出す人」の得票数は2位と比べて2倍以上と圧倒的に多く、特に「昼夜関係なく大きな音を立てる人」に対し、嫌だと思っている人が多いことがわかる。
また、マナーのない人や共用スペースを私物化するなどの「非常識な人」に対し、近所に住んで欲しくないと思っている人も多くなっている。
調査まとめ
近隣のマナーが気になったことのある人は324人で、「6割以上」の人が近隣のマナーについて気になった経験があることがわかった。
気になった経験のある人の割合は住居形態でも差があり、回答数の少なかった持ち家でマンション(5000万円以上)を除くと、「賃貸(家賃10万円未満)」が 74.9%で最も高い。
また実際にご近所トラブルに遭ったことのある人は全体の「24%」で、「10万円未満の賃貸」に住んでいる人の割合は27.2%で最多という結果に。
ただ、他の住居形態の人とそこまで大きな差はなく、どの物件でもトラブルに遭う可能性があると言えるだろう。
また近所に住んで欲しくない人1位は「騒音を出す人」で、2位と倍以上の得票差がある結果が出た。睡眠や集中の妨げになる「騒音」を嫌う人が多いことがわかる。
調査概要
調査対象/10代から60代以上までの男女
調査期間/2023年4月6日〜21日
調査機関/自社調査
調査方法/インターネットによる任意回答
有効回答数/500人(女性 301人/男性 199人)
回答者の年齢/10代1.2%、20代13.2%、30代30.6%、40代30.2%、50代19.2%、60代以上5.6%
関連情報
https://ouchi-shiawase.jp/kinrintrouble/
構成/清水眞希