湘南・茅ヶ崎を拠点にデジタルマーケティングを展開するニュートラルワークスは、過去3年以内に就職活動を行ったことがある若手社員、または現役就職活動生223名を対象に「企業の採用サイト」に関する実態調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
就職活動に最も利用したサイトやメディアは「就職情報サイト」
3年以内に就職活動を経験した人、または現在就職活動中の学生を対象にたずねた結果、就職活動に利用したサイトやメディアは、1位「就職情報サイト(84.8%)」、2位「企業のホームページ(採用サイト等)」、3位「会社の口コミサイト」という結果となった。
更に、近年、企業採用活動における公式SNS運用の活用は積極化しているが、実際に就活の情報ソースとしてSNSを活用している人は10%前後とかなり低い数値に留まっているという実情が明らかになった。
就職活動中に閲覧した企業の採用サイト数は「10社以内」が最多
就職活動中に閲覧した企業の採用サイト数は、1位「10社以内」、2位「11~20社程度」という結果となり、かなり絞りこまれた後に、企業の採用サイトを訪問していると思われる結果が出た。
おそらくは、まずは、「就職情報サイト」にて、興味のある「企業」を見つけた後に(認知)、「企業の採用サイト」を訪問しエントリーに移るかどうかを考える(検討)という流れになっていると推測される。
企業の採用サイトで最も知りたい情報の1位は「仕事内容」
応募検討時に企業の採用サイトで知りたい情報の1位は「仕事内容(85.7%)」、2位は「福利厚生制度(70%)」、3位「昇給や給料等の待遇(69.1%)」という結果になった。
上位の項目から全体的に「働くイメージ(仕事内容・職場環境等)」を求めている傾向が判明。採用サイトに掲載されている情報を、自分自身に置き換えて「働くイメージ」を具体化し、応募をするか否かを検討していると考えられる。
企業の採用サイトで残念に感じるポイントは「具体的な仕事内容が分からない」
企業の採用サイトで残念に感じるポイント1位は「具体的な仕事内容が分からない(55.2%)」、2位「給与や福利厚生が不透明(52.9%)」、3位「社内や社員の雰囲気が判りづらい(48.4%)」がほぼ同数という結果になった。
やはり、企業の採用サイトに訪問した後の求職者ニーズとしては、「働くイメージ」を具体化させるようなコンテンツの充実が重要であり、情報が不足している場合には、志望度が下がってしまうようだ。
入社後に感じるギャップは「仕事内容や仕事量」
まず過去3年以内の就職活動を経て、実際に入社に至った人を対象に「入社前後のギャップ」についてたずねたところ、「はい(49.2%)」、「いいえ(50.8%)」と、ほぼ同数で半数という結果になった。
そこで入社後のギャップ」について「はい」と回答した人を対象に、どのような「ギャップ」を感じているのかを調査した結果、1位「仕事内容や仕事量(69.1%)」、2位が「社風や社内の雰囲気(38.3%)」という結果になった。
やはり、前述の調査結果のとおり、採用サイトの中で「働くイメージ」を具体化してもらうためのコンテンツを充実させる事が、就職後の「ギャップ」を軽減するためにも必要だと考えられる。
調査概要
調査対象/過去3年以内に就職活動を行ったことがある若手社員、または現役就職活動生
調査方法/インターネット調査
調査期間/2023年3月8日〜2023年3月10日
サンプル数/223名
構成/清水眞希