パソコン・タブレットブランド、CHUWI(ツーウェイ)からベストセラーのミニPC「Larkbox X」の新モデルが発表された。
新モデルはIntel N100プロセッサを採用し、12GB LPDDR5メモリーと512GB PCIe SSDを搭載。通信規格は前モデルと同じWi-Fi6(2.5ギガビット×1+1ギガビット×1)で、イーサネットインターフェースによる高速通信が可能になっている。
この新Larkbox Xは前モデルが持つ長所を引き継ぎながら、わずか199ドルという魅力的な価格を実現したことも特徴の一つとなっている。国内直販価格は2万6900円(税込)で予約受付中。6月上旬出荷予定。
次のレベルの生産性を実現
新たにリリースされたIntel N100チップは、Intel Alder Lake-Nシリーズのひとつで、4コア4スレッドで強力なパフォーマンスを発揮。
クロックレートは最大3.40GHzに達しており、マルチタスクを容易にすることが可能だ。また、6MBのレベル3キャッシュ搭載で、データをより効率的に処理できるため、パフォーマンスがさらにスムーズになった。
オーバーヒートを防ぎ、パフォーマンスの信頼性を確保
また、TDP(熱設計電力)は最大25Wに設定されており、高いエネルギー効率を備えている点にも注目したい。
これはつまり、デバイスの使用方法に応じてバッテリー寿命をより長くし、電気代をより少なくできることを意味している。
さらに、この新Larkbox X は、熱をすばやく放出する高度な熱管理機能でオーバーヒートを防ぎ、パフォーマンスの信頼性を確保している。
その結果、仕事でも遊びでもラグなし、さらに電力効率を低下させることなく使用することができる。
新世代LPDDR5メモリ&PCIe SSDを搭載
新Larkbox Xはメモリーも驚異的と言える。オンボードメモリを12GB LPDDR5にアップグレードしており、8GBが中心の競合他社製品を凌駕しているからだ。
これによってパフォーマンスを犠牲にすることなく、複数のアプリケーションを実行し、リソースを大量に消費するタスクを簡単に実行できるようになった。
さらに、512GB PCIe SSDを搭載し、ストレージ容量はファイル、ドキュメント、メディアコンテンツの保存に十分だ。
可能性を広げるマルチインターフェイス
新Larkbox Xは、期待を上回る高速ネットワークをサポートしており、最先端のWi-Fi6によってスピーディーで信頼性の高い接続を提供。
さらに、他のミニPCと一線を画しているのは、アップグレードされたイーサネットインターフェースだろう。多くのミニPCが標準的なギガビットイーサネットポートを備えているのに対し、新Larkbox Xは2.5ギガビットと1ギガビットの2つのイーサネットポートを搭載しているからだ。
これによってデータ転送速度を高速化して遅延を低減し、安定したネットワーク接続を実現した。
LarkBox X 2023の主な仕様
カラー/白黒
筐体/ポリカーボネート
プロセッサ/Intel Alder Lake-N N100
グラフィックス/最新第12世代GPU
映像出力/4K ultra HD
ストレージ/512GB PCIe SSD
メモリ/LPDDR5 12GB RAM
アダプタ/12V/3A
サイズ /27×127×49(H)mm
重量/400g
インターフェース/ 4×USB-A 3.1、1×Type-Cポート、2×RJ45 Gigabit Ethernetインターフェース、1×3.5mmオーディオ出力、1×ディスプレイポート(4K@60Hz)、1×HDMIポート(4K@60Hz)、(1*2.5 Gigabit+1* Gigabit) イーサネットインターフェイス
拡張 /M.2 2280 SSD
ワイヤレス/Wi-Fi6(802.11ax)、Bluetooth 5.2
OS/Windows 11 Home
関連情報
https://store.chuwi.jp/products/larkbox-x-2023
構成/清水眞希