モーターの力による加速、タイムラグのないアクセルワーク、手軽に購入できる燃料(ガソリン、軽油)は、クルマの実用性を考えるうえでどれも重要な要素だ。
今回、紹介したe:HEVとPHEVは、どちらも搭載されているモーターが電池に充電するというのが共通点。EVはクルマからのCO2を全く排出しないわけだが、PHEVはエンジンを搭載しているのでCO2を排出する。とはいっても、排出量はわずかなのでピュアEVや水素に次いでCO2の排出量は少ない。
しかも、乗ってみると、EV走行モードも1日乗るだけなら十分といえるぐらいの航続距離だ。EVのインフラが整備されていない日本の道路環境を考えると、現状ではエンジン+モーターという組み合わせが最も現実的な選択肢。マツダはロータリーエンジンを充電用に使う新しいPHEVの開発を進めているという。
この組み合わせが、日本発の新しい方式になるかもしれない。
SUBARU『クロストレック』
266万2000円~
日産『キックス』
299万8600円~
取材・文/石川真禧照
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