日本初の健康管理用スマートリング「SOXAI Ring」を開発・販売するSOXAIは、従来の健康管理機能に加え、タッチ決済機能も併せ持つスマートリングの開発に成功したと発表した。
同社によれば両機能を搭載したスマートリングは世界初の製品であり、今後はイシュア選定を含め国内外の大手企業らと連携を強めながらサービス化を目指すという。
SOXAI Ring
SOXAI Ringについて
SOXAI Ringは、バイタルセンシング機能が搭載されたスマートリングとしては日本初の製品であり、幅7.6mm、厚さ2.5mmという世界最小のサイズを実現している。
装着者に負担を与えることなく、心拍数、心拍変動、血中酸素レベル(SpO2)、体表面温度、活動量等のバイタルデータを高精度で測定が可能。
取得した情報は独自のアルゴリズムで分析することで、睡眠状態、活動状態、ストレス状態などをモバイルアプリ上で表示する。
アプリ画面
決済機能の開発背景
健康寿命の延伸や医療費の削減といった健康課題の解決に向けて、SOXAIは「ヘルスケアをライフスタイルに」というビジョンのもと、SOXAI Ringを展開してきた。
今回の開発に関して同社では、次のようにコメントしている。
「SOXAI Ringは、サイズ感や装着感、デザイン性などの観点より、利用者に装着負担をかけずに自然に健康管理が可能なため、健康管理用のウェアラブルデバイスの最適解だと考えています。今後も健康関連の価値を提供し続けていく一方で、想像以上に多くの方々から決済機能の搭載を待つお声をいただいていることもあり、開発を加速させてきました。
当機能の搭載により、日常生活における利便性が向上することはもちろんですが、以下2点の観点で健康関連の提供価値を大きくすることに繋げたいと考えています」
サービス提供開始時期
2024年以降の予定。
今後の拡張性
今後の拡張性としては、NFC決済機能と同様の技術で実現可能な「自宅ドアの施錠機能」や「オフィスビルへの入退館機能」などの実装が挙げられる。
特に後者は、従来のカード型の社員証をスマートリングでリプレイスできる可能性を持ち、企業のデジタル化や社員の健康増進を同時に推進することが可能だと、同社では説明している。
関連情報
https://soxai.co.jp/
構成/清水眞希