企業が展開する環境への負荷削減や社会課題解決に向けた取り組みについて、どれくらいの消費者が好意的にとらえているのだろうか。
また、スマートフォンの再生品(リファービッシュ品、整備品)、中古品を購入したことがある人はどれくらいいるのだろうか。
MMD研究所はこのほど、15歳~69歳の男女5,000人を対象に「企業の環境・社会問題への取り組み及び端末の再生品・中古品に対する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
企業の環境への負荷削減や社会課題の解決に対する取り組みに「好感をいだく」のは55.3%
15歳~69歳の男女5,000人を対象に、環境への負荷削減や社会課題の解決に対して取り組んでいる企業に対して好感をいだくかについて聞いたところ、「好感をいだく(20.3%)」「やや好感をいだく(35.0%)」を合算した好感をいだく人の割合は55.3%となった。
環境への負荷削減や社会課題の解決に繋がる商品やサービスを購入したいと思える形は?
15歳~69歳の男女5,000人を対象に、環境への負荷削減や社会課題の解決に繋がる商品やサービスを購入したいと思える形を聞いたところ(複数回答可)、「ポイントがもらえるなど特典がある」が45.6%と最も多く、次いで「価格が通常の商品やサービスと大きく変わらない」が33.2%、「自分がよく行く場所で購入・利用できる」が32.2%となった。
スマートフォンの再生品(リファービッシュ品、整備品)、中古品の購入経験者はともに8.5%
15歳~69歳の男女5,000人を対象に、電子機器・電化製品における再生品(リファービッシュ品、整備品)また中古品の購入経験を聞いたところ(複数回答可)、スマートフォンは「再生品」、「中古品」ともに購入経験は8.5%となった。パソコンに関しては、「再生品」が7.4%、「中古品」が9.4%とやや「中古品」が上回る結果となった。
続いて、今後スマートフォンを購入する際に再生品や中古品が選択肢に入るかを聞いたところ(複数回答可)、「再生品」が選択肢に入るのは33.0%、「中古品」が選択肢に入るのは17.4%となり、「再生品」「中古品」いずれかが選択肢に入る人の割合は4割という結果になった。