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中国に移住してわかった日本の「マイナンバーカード」と中国の「IDカード」の違い

2023.05.28

現在中国の広州に住んでいます。中国で人民全員が持っているIDカードは、とても便利に使える本人認証のカードで、日本のマイナンバーカードと似ていますが、今回はその違いについて紹介します。

マイナンバーカードでできること

日本でマイナンバーカードが交付されるようになり、行政サービスが電子的に効率的に済むようにすすめられている。

・運転免許証がなくても本人確認書類として使える。
・印鑑証明書等の公的証明書を市役所に行かなくても、コンビニのプリンタで交付できる。
・マイナ保健証として、医療機関の自動認証機で認証し、薬剤の処方情報、これまでの健康診断の情報を一元管理。近いうちには、保険証と同時に提出が必要な生活保護受給者の医療券等の提出が必要なくなったり、処方箋が電子交付できるようになったりする予定。
・マイナ保健証で認証した医療費について、マイナポータルで連携し確定申告時医療費控除の対象となる医療費入力を省くことができる。
・マイナポータルで保険会社や銀行と連携すれば、確定申告時保険料控除、住宅ローン控除の入力を省くことができる。
・マイナポータルで金融機関を登録しておくと、公的機関から振り込みの際振込先の書類記入が不要になる。
・新型コロナワクチン接種証明書の電子交付

マイナンバーカードは、公的サービスを提供する側はもちろん、消費する側である市民や国民の手間を省くことができる。これまで必要だった、病院で健康保険証と診察券、その他の医療受給者証等を持って受付で確認してもらう作業がなくなり、煩雑だった個人の確定申告作業も入力作業が少なく済むことで、入力ミスもなくなりそうだ。

私が現在住んでいる中国では、上記のように公的機関の公的サービスの作業効率を高めるためと、人民を管理するためにIDカードがITを活用して利用されている。また、民間企業でもIDカードを活用して本人認証などに利用されている。

パスポートなしでIDカードでOKな中国

中国は監視カメラや警察官が多く配置され、管理社会となっている。中国人民全員にIDカードが交付されており、公共施設に入るとき、飛行機や高鉄(新幹線)に乗るときには予約時にこのIDカードの認証が必要だ。そして、日本では空港でしか見られないX線手荷物検査が上記公共施設、飛行機、高鉄、さらに地下鉄に乗るときにも行われる。

このような管理体制のためか、世界142か国中犯罪率の低さは19位となっている。ちなみに日本は8位、その他シンガポール28位、カナダ62位、アメリカ88位、フランス107位だ。

普通日本以外の外国で女性が夜道を歩くのは危険だが、広州の都市部では各所に警察官、監視カメラがあるため、夜道でも女性が安心して歩け、地下鉄でも荷物検査があるためテロのようなことは起きにくいと考えられる。

中国では、まず生まれたときに日本のマイナンバーのような終生変わらない番号が付され、満16歳以上でIDカードが交付される。IDカードには、ICチップが搭載され、名前、出生地、性別、顔、指紋が登録される。

進んだITを活用して、銀行、WechatPayやAlipayなどの決済システムでは、登録時IDカード認証と顔認証が求められるため、架空口座や名義貸しなどの詐欺犯罪が起こりにくい仕組みとなっている。

また、中国には香港やマカオなどの特別自治区があり、中国人でも外国へ行くのと同様の扱いで出入国手続きが必要となるが、パスポートの審査不要で、改札機に顔とこのIDカードを認証ですれば出入国手続きができる。そして、高鉄や飛行機に乗るときもIDカード認証でチケットが不要であるため、かなりぎりぎりの時間でも出入国と高鉄乗車、飛行機搭乗が可能になっている。

誤ひも付けのような問題もあるが、普及は必須

日本では最近、マイナンバーカードと健康保険証の情報の紐づけが間違っていたミスが発覚し問題となっており、格納されている情報についてはきちんと確認が必要だ。

2024年秋には現行の健康保険証が廃止となる予定で、マイナンバーカードかつマイナ保険証が必須となる。

中国はIDカードに顔や指紋が登録されるため本人認証性が高い。日本ではプライバシーの問題があり、民間企業へのIDカードでの認証導入が難しいかもしれないが、中国のようにスマホで事前にIDカードの認証を済ませておけば、改札にIDカードをかざすだけで出国手続き、チケットレスで飛行機に搭乗できたら便利だろう。また、未だに煩雑な不動産契約や賃貸借契約なども電子的に済ませられるようになったらと思う。

(参考)
マイナンバーカードでできること – マイナンバーカード総合サイト (kojinbango-card.go.jp)
Crime Index by Country 2023 (numbeo.com)

文/大堀貴子


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