離婚後の夫婦の間で受け渡す子どもの養育費は、夫婦間で合意すれば一括払いとすることもできます。ただし、養育費を一括払いとする場合には、税金の取り扱いなどに注意しなければなりません。
今回は養育費の一括払いについて、税金の取り扱いをはじめとする注意点をまとめました。
1. 養育費は一括払いも可能
離婚後の子どもの養育費は、毎月一定額を支払うのが一般的です。しかし夫婦が合意すれば、養育費を一括払いとすることもできます。
夫婦関係をきっぱり清算したい、不払いを防ぎたいなどの理由から、養育費の一括払いを希望する夫婦も一定数いらっしゃいます。一括払いについて夫婦で合意できる場合には、離婚協議書にその旨を明記しましょう。
なお、離婚訴訟を通じて強制的に離婚を成立させる場合には、養育費の一括払いは認められないのでご注意ください。