20代で初めて転職活動をする人は面接ではどんなことに気をつければいいのか、疑問を抱く人も多いはず。
そこで転職・キャリア情報メディアのHRtableでは、20代の転職経験者を対象に「20代の転職面接で困った質問」についてアンケートを実施。キャリアコンサルタント・橋本めぐみ氏のコメントとともに結果をグラフにまとめて発表した。
失業期間について聞かれたらどのように答えるべきか
転職面接で聞かれて困った質問に関する調査では、「失業期間が長いようですが、空白期間は何をしていましたか?」と「現在、他に選考中の企業はありますか?」が8件と最多だった。
キャリアコンサルタント 橋本めぐみ氏のコメント
面接は書類では見えない部分について確認する事も目的としています。そのため、空白期間や活動状況については聞かれる傾向が高いです。回答する際は、曖昧にせず事実を伝え、次のステップにむけての方向付け期間や準備期間などであることを伝えるようにしてください。
他の選考状況を聞く理由は、方向性を確認するためであり、手当たり次第に応募企業を伝えるのではなく、業界や職種が近い企業の選考状況を伝えると良いと思います。
面接では小手先の技術よりも主体的な姿勢をアピール
20代の転職面接で失敗したことでは、「緊張して話がまとまらなかった」が20件で最多となった。次点は「自分の強みやアピールポイントをうまく伝えられなかった」の16件だった。
キャリアコンサルタント 橋本めぐみ氏のコメント
面接は事前準備や対策がとても大切ですが、本番で力を発揮できない事もあります。それを失敗として捉えるのではなく、糧として次に活用できれば良いと思います。
20代の転職面接では、「上手く」答える必要はなく、能動的で主体性が見えることが大切です。自ら行動し、意欲的に活動できることが想像できればよく、専門性やプロフェッショナルなスキルを求めてはいません。上手さよりも、質問に正確に答えることを意識していきましょう。
20代では転職エージェントからのアドバイスを参考にする人が多い
面接対策に役立った情報源では、「転職エージェントからのアドバイス」が17件と最も多かった。
調査概要
調査対象/転職を経験した全国の20代
調査期間/2023年4月12日~4月26日
調査方法/インターネットによるアンケート取得
調査人数/43人(男性7名、女性36名)
構成/清水眞希