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分身となって仕事をサポートする時代が来るのか?AIの進化によって仕事はどう変わるのか

2023.06.15PR

ChatGPTに代表される生成系AIを、今後、我々がどのように使いこなせるのか、未知数な部分がまだまだ多い。そんなAIの将来像について、様々なAIについて造詣の深いスペシャリスト・清水亮さんにわかりやすく解説してもらった。

清水 亮さんAIスペシャリスト
清水 亮さん
著書『よくわかる人工知能』(KADOKAWA)などで知られるAIのプログラマー/クリエイター。国内外の企業における開発実績も多い。

今後は汎用的な使い方から個に最適化した使い方に

「AIに仕事を奪われてしまう」という懸念の声や、機密情報を漏洩させないための情報統制やセキュリティーの課題なども存在するものの、企業では総じて生成系AIを生産性向上の良きパートナーとして活用し始めている。現在の状況についてAIのスペシャリスト・清水さんには〝一過性〟のように見えているようだ。

「ChatGPTが様々な難しい質問に答えてくれると騒いでいるのは、サービスやアプリケーションの企画者をはじめ、ITやプログラマーの関係者、そしてメディア関係者が主です。それ以外の人たちは正直、使い方がわからず、しばらくするとすぐに飽きてしまうと思います。オモチャを触るような感覚で回答を生成させ、正解・不正解を評価しているにしかすぎませんからね」(清水さん)

 そんな現状を脱却して、実用的なものになるには、基本的に似たようなデータを学習し、汎用的な回答を生成するChatGPT、Bing、Bardといったサービスとは異なり、インターネットに落ちていない独自性のある情報から回答を生成できるものが不可欠で、それにこそ商機があると清水さんは言う。

「例えば、自分が保有している文書や画像データなどを片っ端から生成系AIに読み込ませたり、自分が読んだ本や日々チェックしているニュースを都度ピックして読み込ませたりすれば、自分専用の秘書みたいに使えるようになるはず。自分たちでデータを集め、自らの価値観に気づき、欲しかったデータやユースケースを作り出していくところに勝機があると思います」(清水さん)

 数年前に企画したWebサービスの企画内容がどこにあるのかを、生成系AIに話しかければ「こんな企画書が過去ありました。一覧でまとめますね」という答えが返ってくる……。そんなChatGPTから一歩進んだAIも、ゆくゆくは実現する可能性もありそうだ。

 生成系AIを活用する我々には、相応のスキルが必要になるというのが清水さんの見立てだ。

「『Stable Diffusion』が有名な画像生成AIの業界では研究がかなり進んでいて、これまでできなかった難しいポーズや、建物などの風景が出力できるようになりました。しかし、AIには、どこかで見たことのある構図しか作れないという課題があります。アウトプットを利用する人間は、これまでのものを組み合わせることになるので、他人と差別化した創造力が求められるでしょう」(清水さん)

 人手を介さずにAIが自分に最適化した情報を提供する世界も目の前に迫っているという。

「漫画でも雑誌でもニュースでも、結局は編集長をはじめとする人がかかわっているので、人が考える構成や記事にしかならないのが今の世界です。しかし、それがAIに置き換わると、自分の仕事に関係する情報はもちろん、一見仕事に関係なさそうでも今後につながる情報を提示してくれるようになるかもしれません。また、YouTubeやTikTokでおすすめされる動画は今後、ユーザーの好みや閲覧履歴をふまえてAIが自動生成したものになる可能性も十分あるかもしれません。早ければ、2024年には、そんな世界が訪れると見ています」(清水さん)

 ワクワクするようなパーソナライズされたAIの未来を、人類はどう受け入れるのだろうか。

アーカイブした過去の仕事をAIで瞬時に取り出せる

アーカイブした過去の仕事をAIで瞬時に取り出せる

フォルダーの整理をいかにきちんとしていても、何年も仕事をしていると「どこに保存したか」「どんな仕事をしたか」という記憶は薄れてしまう。生成系AIが関連する情報を含めて瞬時に見つけて提案してくれると仕事もはかどりそうだ。

AIが仕事に必要な情報を厳選!毎日自動的に届く

AIが仕事に必要な情報を厳選

読んでいる本や日々チェックしているニュースについてAIに日々学習させていけば、自分の仕事に関連ある情報を、Web上に掲載されている様々なメディアからピックアップし、生産性の向上に貢献してくれるかもしれない。

自分好みのキャラ画像をAIが毎日生成!

自分好みのキャラ画像をAIが毎日生成

自分の趣味・嗜好に関する情報をAIが学習し、それに合わせた様々なキャラクター画像を出力したり、気分に合わせてメンタル面を増幅・修復するような画像を出力したりする、AIの新たな活用も実現していきそうだ。

取材・文/久我吉史

 

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取材・文/DIME編集部

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