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マイクロソフトやGoogleがリードする生成系AI、AmazonやMetaはどう動く?

2023.06.14PR

生成系AIに参入した米ビッグテック企業としてマイクロソフト「Bing」やGoogle「Bard」が注目を集める一方、AmazonやMeta(旧Facebook)もAIに関するツールの提供を開始。今後は画像や動画のAIについても、盛り上がりそうだ。

AI戦略の根底にあるのは既存事業のさらなる強化

 去る4月13日に、米Amazonは、大規模言語モデルなどをAPI経由で利用できるサービス「Amazon Bedrock」を発表した。対象は、同社のクラウドサービス「AWS」(Amazon Web Services)の契約企業。3つの大規模言語モデルとひとつの画像生成AIをAWS上で利用し、専用の生成AIサービスを構築できる。

 一方のMetaは、写真や動画に映る様々な被写体を「オブジェクト」として切り出せるAIモデルを発表。同じ日に発表した手描きのイラストをアニメーションに変換するAIツールを含め、Metaが考えるメタバース空間への応用や、写真投稿アプリInstagramへの導入により、利用を促進してマネタイズにつなげていく狙いだ。

 Bingのチャット機能をローンチ済みのMicrosoftはWordやExcelといったビジネスアプリの利用を支援するAIサービス「Microsoft 365 Copilot」を発表した。各社とも自社が持つサービス特性に合わせたAIのビジネス戦略で積極的に開発を進めている。今後の動向から目が離せない。

Amazonの動向

Amazon

「Amazon Web Services」の契約者に対して4つの生成系AIを開放

生成系AIプラットフォーム「Amazon Bedrock」では、左掲図のように、画像生成や会話型AIといった、利用企業が開発するアプリケーションに最適なAIモデルを幅広く利用できる。カスタマイズ性が高く、AWS内で構築した様々なサービスとシームレスに連携できる統合プラットフォームとして提供することで、他社と差別化を図っている。

Amazon

【大規模言語モデル】AI21 Labs「Jurassic-2」

AI21 Labs「Jurassic-2」

【画像生成AI】Stability AI「Stable Diffusion」

Stability AI「Stable Diffusion」

「Stable Diffusion」は、プロンプトで入力したテキストからオリジナル画像を数十秒程度で出力。画像生成AIではシェアが最も高いと言われている。「Jurassic-2」はイスラエル企業AI21 Labsが開発したLLM。スペイン語やフランス語、ドイツ語といった欧州圏の言語に対応している。

【大規模言語モデル】Amazon「Amazon Titan」

Amazon「Amazon Titan」

Amazonが独自開発したLLM。汎用モデルとしてテキスト要約、検索、画像生成などの用途に利用可能。Amazonが過去数十年で培った機械学習のノウハウが注ぎ込まれている。

【大規模言語モデル】Anthropic「Claude」

Anthropic「Claude」

プログラミングをはじめ、テキスト検索や要約にも使用することを想定したLLM。出力テキストの性格や口調を細かく設定でき、顧客対応用のAIモデルとして有望視されている。

Metaの動向

Meta

セグメントやアニメーションなどを生成できる自社発の画像関連AIを公開

Metaでは過去に独自のAIチャットを開発したものの、世間から酷評を受けて3日で閉鎖した苦い経験がある。そのことをふまえながら2023年2月には「LLaMA(ラマ)」という研究者向けの新たなLLMを発表した一方、同社が手がけるFacebookやInstagram、メタバース空間に生かせるAIの開発にも積極的。左のようなAIツールの公開も始めた。

【画像セグメントモデル】Meta「Segment Anything Model」

Meta「Segment Anything Model」

【映像処理モデル】Meta「DINOv2」

Meta「DINOv2」

写真などの視覚情報を解析できる「DINOv2」は、自動運転車の障害物認識などにも活用される模様だ。「Segment Anything Model(SAM)」は被写体を認識し、投稿写真に自動でタグ付けでき、様々な応用が期待されている。

【アニメ化AIツール】Meta「Animated Drawing」

Meta「Animated Drawing」

Meta「Animated Drawing」

1枚の絵に描かれたキャラクターの頭、体、手足などを高精度に認識。「手をブラブラさせて歩く」「ジャンプする」といった動きを取らせることができる。細かいパラメーター調整にも対応し、現時点ではオープンソースで、誰でも利用可能だ。

Meta「Animated Drawing」

取材・文/久我吉史 イラスト/えなみかなお

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取材・文/DIME編集部

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