どっちが便利？ChatGPT vs Bing ジャンル別性能比較7番勝負

2023.06.13PR

マイクロソフトの検索エンジン『Microsoft Bing（Bing）』が、2023年2月のアップデートで言語モデルGPT-4を搭載。質問に対して、AIがウェブ上の最新情報を検索して答えてくれるようになった。果たしてどれほど便利なのか、実際に使って検証してみた！

ライター
クワモトさん
ChatGPTでライターの仕事がグッと楽になるのではと思い、ChatGPTに挑戦中。調べ物はBing、文字起こしや文章作成はChatGPTと使い分けている。

GPT-4が搭載されたAI検索代行サービス

　マイクロソフトの検索エンジン『Bing』に、23年2月に行なったアップデートでGPTー4が搭載され話題になった。ChatGPTの弱点であるリアルタイムでの検索能力を有しつつ、ChatGPTと遜色ない文章生成能力を兼ね備えた、チャットAI搭載型の検索エンジンへと進化を遂げた。

　BingのAIチャット検索は、「公平」「正確」「クリエイティブ」の3種類から選ぶことができる。「正確」は必要な情報を簡潔に提供し、「クリエイティブ」はより独創性を持たせた情報を出力することができる。デフォルトではその中間の性能である「公平」モードとなっている。

　質問をすると、AIがウェブ上を検索し、結果に基づいた回答も出力する。回答時に情報源となるサイトのURLを併記してくれるため、情報の真偽を確かめやすいのが便利だ。また、お店について質問すると地図や電話番号など必要な情報を提示してくれる。

　注意したいのが、20回連続で会話すると、話題がリセットされる点だ。また、情報源となるサイトの情報自体が誤っている可能性があるため、怪しいと思った回答は元サイトを確認しよう。

　今回、ChatGPTとBingの性能を用途別で比較し、それぞれのAIの得意・不得意を検証した。なお、ChatGPTはGPTー3.5のモデルを、Bingは「公平」モードを使用して比較した。

BingにはOpenAIの大規模言語モデル、GPT-4が使われている。これにBingの検索技術を組み合わせることで、最新の情報をふまえた回答を可能としている。この技術は「Microsoft Prometheus（マイクロソフトプロメテウス）モデル」と呼ばれている。

取材・文／桑元康平

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取材・文／DIME編集部