価格も機能も千差万別なタッチペン。スマホの基本的な操作であれば、100円ショップのタッチペンで十分役に立つ。
今回はキャンドゥ(Can Do)で販売されている5種類をレビュー。それぞれの使い勝手を検証してみた。
ペン先の滑りが快適な「導電繊維タッチペン」
こちらは、ペン先に導電繊維を使用したタッチペン。
いきなり「導電繊維」という聞きなれない言葉が出てきたが、これは一言でいえば電気を通しやすい繊維を指す。少し前まで主流であったシリコンゴムのペン先は、摩耗しやすいという欠点があった。対して、シリコンゴムを導電繊維で覆ったペン先は、摩耗しにくい。また、スワップの滑りも良く、操作してストレスがないというメリットもある。
確かに本製品も、画面上のペン滑りは際立ってよい。特にスワイプの回数が頻繁にある方にはおすすめしたい。ただし、このペン先は太いというか、結構盛り上がりっているため、Google Keepなどで細かい字を書く際は、逆にストレスになるかもしれない。
■商品詳細
商品名:導電繊維タッチペン
価格:110円
原産国(地域):中国
材質:アルミニウム、導電性繊維
商品サイズ:長さ11.5cm、直径9mm
種類:ブラック、シルバー
握りやすさを重視した「にぎりやすいタッチペン」
商品名のとおり、握りやすさに配慮した、持ち手が太いタッチペン。
同様のコンセプトとして太軸の万年筆を思い出すが、なぜ太いかといえば、握った際に無意識に生じる余計な力がなくなるから。それで、長時間使用しても疲れないメリットがある。
さらに、本製品は7gと非常に軽い。胸ポケットに挿していても、その存在を忘れるくらいで、その点もおすすめポイントになる。
タップやスワイプの操作性も合格点。だが、赤に黒のツートンカラーが、どことなく昭和の安っぽい文具を彷彿とさせ、愛着はわきにくい。そこが惜しい。
■商品詳細
商品名:にぎりやすいタッチペン
価格:110円
原産国(地域):中国
材質:アクリルニトリルブタジエンスチレン、伝導ゴム
商品サイズ:長さ116mm、直径13mm
種類:ブラック、ホワイト、レッド
長くはないのに「ロング」な「ロングタイプ タッチペン」
公式サイトで「ロングタイプ」で「持ちやすさ使いやすさ抜群です」と、うたっているタッチペン。
「ロング」とは、本体の長さを指しているはずだが、実は長くはない。先に紹介した2本と比較しても、わずかに短いくらい。基本的に、長いから持ちやすい、短いから持ちにくいとは言えない。普段から筆記具をよく使う人は、その辺が気になるかもしれないが、筆者のようにほぼ使わない人間だと、長短はさほど気にならない。
長さの比較写真。右端が「ロングタイプ タッチペン」
なお、こちらのペン先は導電性シリコン樹脂で、先の2本に比べ、筆圧をかけるとへこみやすい。ただ、操作性にほぼ変わりはない。
■商品詳細
商品名:ロングタイプ タッチペン
価格:110円
原産国(地域):中国
材質:アルミニウム、導電性シリコン樹脂
商品サイズ:長さ110mm
種類:シルバー