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「スタッドレスタイヤ」と「ノーマルタイヤ」の違い、説明できる?

2023.06.03

冬場や気温の低下が厳しい地域での車の運転には欠かせない「スタッドレスタイヤ」。使用した経験はあっても、一般的に使われているノーマルタイヤとの違いを説明できない人も意外と少なくないだろう。

そこで本記事では、スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違い、選び方やタイヤの寿命、交換時期まで詳しく解説する。最後に紹介する保管方法もぜひこの機会にチェックしておこう。

スタッドレスタイヤとは

まず、スタッドレスタイヤとは具体的に何を指すのか見ていこう。併せて紹介するノーマルタイヤや夏タイヤとの違いについてもぜひチェックしてほしい。

金属製の留め具がないタイヤのこと

スタッドレスタイヤとは、凍結した路面や雪の上を安定的に走行するために開発されたタイヤの一種。従来のスパイクタイヤと呼ばれる冬用タイヤは、滑り止め用の鋲(びょう)が使われていたが、スタッドレスタイヤは鋲ではなく、ゴムの成分を通常のタイヤとは変えることで路面でのスリップを防いでいる。

スタッドレスタイヤに使われるゴムは、過酷な冬道でも走行できるよう、低温域でも柔らかさを保てる性質がある。さらに、路面と接触するタイヤの表面全体には、サイプと呼ばれる深い溝が入っているのも特徴だ。この溝があることにより、走行時に路面とタイヤとの間に充分な摩擦が生じ、積雪時の不安定な条件下でもしっかりと路面をつかんだ状態でブレーキを踏める。

「ノーマルタイヤ」「夏タイヤ」との違い

「ノーマルタイヤ」「夏タイヤ」は、どちらも新車購入時に装備されているタイヤのこと。ゴム部分が硬く、夏場の高温になった道路でも走行できるような作りになっている。雨天時も安定して走行できるよう、道路が濡れていても水をかき出せるような仕組みになっているほか、溝が浅くゴムが硬い構造のため、凍結した路面ではタイヤとの摩擦が少なくなるのが特徴。ブレーキをかけるとタイヤが滑りやすいことから、積雪時の走行には向いていない。

スタッドレスタイヤの選び方と交換のタイミング

次に、スタッドレスタイヤの選び方やタイヤの寿命、交換するタイミングを見ていこう。

スタッドレスタイヤの選び方

 スタッドレスタイヤを選ぶ際にまず注目したいのが、タイヤの性能。路面が凍結しやすい地域に住んでいる場合や、降雪地域での走行機会が多い場合は、より積雪した路面に特化した、しっかりと路面がつかめるタイヤを選ぶようにしよう。一方、普段は乾いた路面を走行することが多い場合は、性能バランスの取れたスタッドレスタイヤを選ぶのがおすすめだ。

次に気を付けたいのが、車のボディタイプに合うスタッドレスタイヤを選ぶこと。乗用車の代表的なボディタイプには、セダン、ワゴン、軽自動車、ミニバン、スポーツ、SUVなどがあるが、タイヤはそれぞれの特徴に合うものを選ぶ必要がある。

最後は、適切なサイズを選ぶこと。利用する自動車のタイプに合ったタイヤが装着できるよう、購入前にはきちんとタイヤサイズを確認しておこう。

スタッドレスタイヤの寿命

スタッドレスタイヤの寿命は3~4年程度と言われているが、タイヤを使用する条件や保管状況によっても寿命は変わる。また、タイヤのゴムの変化は見た目で判断するのが難しく、タイヤに傷がない場合でもゴムが劣化し硬化していることがある。柔らかいゴムが硬くなると、凍結した路面で安定な走行ができなくなるため、スタッドレスタイヤとして正しく機能しなくなってしまう。

スタッドレスタイヤを交換するタイミング

スタッドレスタイヤの交換時期を見分けるポイントは、タイヤの溝の深さと見た目だ。

溝が擦れるとブレーキや走行の性能が低下してしまう。そのため、タイヤの摩耗を判断する目印であるプラットホームが表面に出てきたタイミングで交換するのが安全だ。プラットホームはタイヤの溝が50%擦れると見えるようになるため、こまめにチェックしよう。

また、タイヤの見た目にひび割れや擦れがないか確認することも大切だ。ひび割れや擦れがあるとタイヤが地面に接する面積が減るため、凍結した路面での安定的な走行が難しくなる。

先述の通り、見た目だけでゴムの劣化が判断できないこともあるため、シーズンごとにゴムの状態を確認したり、カー用品店などで点検してもらったりすることが欠かせない。

スタッドレスタイヤを長持ちさせる方法

最後に、スタッドレスタイヤを長持ちさせる方法を理解しておこう。

適切に保管する

スタッドレスタイヤを長持ちさせるには、適正な空気圧を保ち、適切な条件下で保管することが大切だ。タイヤの空気圧は、メーカーが定めている車両指定空気圧に調整し、月に一度は点検するようにしよう。

ただし、ホイールを装着したまま保管する場合は、通常の2分の1の空気圧にしておくのがいいだろう。また、保管の際には、通気性がよく、直射日光が当たらない冷暗所で保管するのが理想的だ。タイヤカバーをつけてベランダで保管した場合でも、一般的に性能は保てるといわれている。

こまめに点検する

スタッドレスタイヤを長持ちさせるには、適宜タイヤを点検することも重要だ。適正な空気圧、適切な条件下で保管していても、不意にタイヤが傷ついたり劣化していたりすることもあるため、頻繁にチェックすることを心がけ、わからないことがある場合はカー用品専門店などでプロに相談しよう。

また、シーズンごとに点検を行い、定期的にタイヤをローテーションすることでタイヤの摩耗を防ぎ、長持ちさせることができる。

※データは2023年5月下旬時点のもの。

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

※製品およびサービスのご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/編集部

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