数ある生活用品のなかでも、欲しい時に手元にないものの1つに「両面テープ」がある。
画鋲NGの賃貸住宅住まいの筆者も、たびたび「両面テープがあれば……」と思いながら、片面テープをくるっと巻いて代用し、横着している。でも、そういうときは両面テープのほうが絶対に便利。ということで、今回は100円ショップのダイソーで取り扱っている両面テープ11品を購入。それぞれについて。特徴や使いやすさをレビューする。
目次
多用途に使える定番「ナイスタックミニ 一般タイプ」
まずは、誰もがご存知のブランドの超定番製品から。
「ナイスタックミニ 一般タイプ」は、テープ長20mの「ナイスタック 一般タイプ」の3mバージョン。この製品シリーズは、ほかに「弱粘着」「強力」「超強力」の3タイプがあり、「弱粘着」と「強力」の中間のほどよい粘着力をもつ。幅は15㎜で、書類の貼り合わせやポスターや掲示など汎用的に使える。
粘着力について確認してみよう。まずは、大判ポスターを、筆者の部屋の壁で試してみる。その壁紙は、日本の住宅で最も一般的なビニールクロス。木や打放しコンクリートと違い、微小な凹凸があるのが、テープにとってハードルとなるかもしれない。
最初に、ポスター裏の四隅に数cmカットしたものを貼り付け、丸1日そのままにしておいた。
時間が経ってペロッとはがれるということはなく、しっかり固定されていたが、これは想定の範囲内。では、もっと重い、日めくりカレンダー、A4サイズの額縁、A3サイズの額縁を固定できるだろか。いずれもダイソーの商品で、それぞれ、75g、150g、350gある。裏面の上部に数センチだけ貼り付け、何日かそのままに。
現代の両面テープの耐荷重はそれなりにあり、この重さで落ちるとは思っていなかったが、ビニールクロスとの相性が少し気がかりであった。しかし、数日後もしっかり固着しており杞憂に終わった。ただし、本製品は「貼ってはがせる」タイプではないので、はがす際は慎重にゆっくりと。力任せだと、壁紙にダメージを与えかねない(この検証は、以下で紹介する各製品についても行ったが、いずれも「合格」しており、繰り返しのレポートは省略)。
■商品詳細
商品名:ナイスタックミニ 一般タイプ
価格:110円
原産国(地域):日本
材質:古紙パルプ配合再生紙、アクリル系粘着剤、ポリラミ紙
商品サイズ:5.6cm×5.7cm×1.7cm
種類:-
VOCを大幅に削減した「紙製両面テープ 一般タイプ」
こちらは、ダイソーのオリジナル製品。「一般タイプ」とあるとおり、「ナイスタックミニ 一般タイプ」と同程度の粘着力をもった両面テープ。ただし、幅は10mmと狭くなり、代わりに23mもの長さがある。ギザギザカッターは付いていないが、無理なく手でちぎれるので問題はない。
また、「テープ内のシックハウスの原因VOC含有量を大幅に削減」と記されており、シックハウスが気になる方は、こちらがベターな選択肢となるだろう。
■商品詳細
商品名:紙製両面テープ 一般タイプ
価格:110円
原産国(地域):日本
材質:アクリル系粘着剤、はく離紙
商品サイズ:10mm×23m
大きめのモノの貼り付けに便利な「紙製両面テープ テープカッター付 一般タイプ」
こちらもダイソーのオリジナル製品で、上に紹介した製品と同系統に属する。違いは、幅が20mmと倍になり、長さは8mに縮まったことだ。また、くるくる回せるホルダーとテープカッターも付いている(個人的には、なくても不便はなかった)。幅が広いことで、重量があって大きめのモノの貼り付けに使いやすい。
■商品詳細
商品名:紙製両面テープ テープカッター付 一般タイプ
価格:110円
原産国(地域):日本
材質:アクリル系粘着剤、はく離紙、ステンレス(刃)
商品サイズ:20mm×8m
種類:-
剥離紙がはがしやすい「快即めくりの両面テープ」
これもダイソーのオリジナル製品。長さは8mで直前の製品と同じだが、幅が18mmとやや狭くなっている。
本製品のなによりの特長は、剥離紙がはがしやすい点。粘着テープより剥離紙がわずかに広いため、手がかりをつかみやすくなっている。これは意外と大きなメリットだろう。
■商品詳細
商品名:快即めくりの両面テープ
価格:110円
原産国(地域):中国
材質:紙、ステンレス鋼、アクリル系粘着材
商品サイズ:18mm×8m
種類:-