日々メディアで報じられる様々な強盗や詐欺のニュース。いつ何時、自分が被害者になるかわからない……そんな思いから、防犯意識を高めている人も多いのではないだろうか?
そんな中、クロス・マーケティングはこのほど、持ち家一戸建てに住む全国20~79歳の男女3,000名を対象に「防犯に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
防犯意識が高いと思う人は47%
防犯意識の高さを聴取したところ、「高いと思う」「やや高いと思う」と回答した人の合計が47%である一方、「高くないと思う」「あまり高くないと思う」の合計は53%と、拮抗する結果となった。
年代別で見ると、「高い計」が最も高いのは70代で64%となり、最も低いのは30代で37%となった。<図1>
1年前と比較した防犯意識の変化は、「変わらない」が多くを占めるものの、23%の人は「高まっている」と回答。防犯意識が高まっている人の理由は、「高齢者を狙う詐欺事件や強盗事件の多発」「日本全国で強盗などの事件」などから、身近に起こりうることとして、とらえられている様子がうかがえた。<図2>
不審な電話を受けた経験がある人は36%
「自宅で不審な電話を受けた経験」について調べたところ、36%の人が「経験がある」と回答した。特に70代は51%と、半数が不審な電話を受けていたことがわかった。
具体的には、オレオレ詐欺/還付金詐欺/振り込め詐欺や、住所、家族構成や財産、近所や知人を探る電話がかかってきたという声が多く聞かれた。不審な電話を受けた際に、断ったり、相手に情報を教えないなど被害防止に努めているケースも見られた。<図3>
自宅の玄関や勝手口に鍵をかけるシーンについて調べたところ、「就寝時」「1時間以上の外出」「1時間程度内の外出」「近くのコンビニやスーパーへ行くとき」で7~8割が施錠していることが明らかになった。また、「ご近所へ訪問するとき」の施錠率は5~6割程度だった。
一方、敷地内の行動や立ち話など、家の様子がわかる範囲の行動での玄関の施錠率は、10~20%台と低くなっていた。なお、勝手口のある家庭の半数近くは、家の様子がわかる範囲の行動でも勝手口に施錠をしていた。<図4>
<調査概要>
調査手法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 20~79歳の男女、持ち家一戸建て居住者
調査期間 : 20~69歳:2023年4月3日(月)~4月4日(火)
70~79歳:2023年4月10日(月)~4月11日(火)
有効回答数 : 本調査3,000サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある。
出典元:株式会社クロス・マーケティング
構成/こじへい