「ハイ彩速」と声をかけると音声で操作ができるKENWOODのAVナビゲーションシステム「“彩速ナビ”TYPE S」シリーズ

2023.05.25

JVCケンウッドは同社が展開するKENWOODブランドより、AVナビゲーションシステム“彩速ナビ”「TYPE S」シリーズの2023年モデルを発表。

8V型フローティングモデル「MDV-S810F」、8V型インダッシュモデル「MDV-S810L」、7V型200mmワイドモデル「MDV-S710W」、7V型「MDV-S710」の計4モデルを5月下旬より発売を開始する。

安全性と操作性、およびナビ性能を強化する4つの新機能を搭載

まずナビ画面を注視せず、ハンドルから手も離さずに、ドライブ中に便利なナビ機能やエンターテインメント機能を声で操作することが可能な「音声操作」に対応。

そしてドライブをより快適にするナビ機能としては、地域の道路事情やドライバーの運転速度に応じて目的地への正確な到着時刻が予想しやすくなる「平均車速設定」や、駐車場とドライブスルーがある施設をワンタップで検索できる「POIジャンル付帯設備検索」、燃料蒸発ガス排出の抑制に取り組むガソリンスタンドを探せる「大気環境配慮型SS（e→AS）表示」にも対応。

また、同社製デジタルルームミラー型ドライブレコーダー“ミラレコ”「DRV-EMN5700」（別売）、および前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MN970」（別売）との連携（「スマート連携」）への対応を継承している。

価格はいずれもオープン価格。予想実勢価格は、「MDV-S810F」11万5300円前後、「MDV-S810L」 11万円前後、「MDV-S710W」9万2200円前後、「MDV-S710」9万2200円前後。

新型「TYPE S」シリーズの主な特徴

「ハイ彩速」と声をかけてナビを操作できる「音声操作」に対応

ハンドルから手を離さずに発話して運転中に必要なナビ操作が可能な「音声操作」に対応。全108操作、242ワードに対応し運転中に必要なさまざまな操作を声で実行できる。

到着予想時刻の精度がさらに向上した「平均車速設定」

各地域の道路事情や、個人の運転速度に応じて自由に設定できる。

●一般道路20～　80[km/h]（5[km/h]/Step） ※初期値 = 30[km/h]
●有料道路20～120[km/h]（5[km/h]/Step） ※初期値 = 60[km/h]
●高速道路20～120[km/h]（5[km/h]/Step） ※初期値 = 80[km/h]

駐車場／ドライブスルーがある施設を検索できる「POIジャンル付帯設備検索」

行きたい店舗や施設など（POI; Point of Interest）に駐車場とドライブスルーがあるかどうか、ワンタップで検索できる「POIジャンル付帯設備検索」を搭載。ナビ画面のチェックボタンをタップするだけで、地図上の駐車場とドライブスルーがある施設にピンが表示されるため、対象施設を簡単に探すことができる。

燃料蒸発ガス排出の抑制に取り組むガソリンスタンドを探せる「大気環境配慮型SS（e→AS）表示」

ガソリンスタンドを検索する際、環境省・資源エネルギー庁により、大気環境に配慮して燃料蒸発ガス排出の抑制に取り組む「大気環境配慮型SS」（愛称：e→AS（イーアス））に認定されたガソリンスタンドにロゴマークを表示。e→ASの認定を受けたガソリンスタンドがすぐに探せる。

「MDV-S810F」（8V型フローティングモデル）の主な特徴

・同社独自のフローティング機構を採用し、従来の7インチ開口サイズに取り付け可能（対応車種：330車種以上）
・同社独自の機構技術により、走行時の振動によるディスプレイの不快なブレを大幅に低減
・直観的で操作しやすいフラットな静電タッチキーを採用、フルフラットでスマートなフローティングスタイルを実現

「MDV-S810L」（8V型インダッシュモデル）の主な特徴

・トヨタ9インチ開口車専用エスカッション「KIT8-18T」や車種別専用取り付けキットを使用することで、さまざまな車種に幅広く取り付けが可能

「MDV-S810F」「MDV-S810L」共通の主な特徴

・フリックやピンチなどの操作を可能にするグレア処理をした静電容量式タッチパネルを採用

「MDV-S710W」（7V型 200mmワイドモデル）の主な特徴

・200mmコンソールに対応、画面右側に各種操作キーを備え、シンプルさと使いやすさを両立

構成／清水眞希

「ハイ彩速」と声をかけると音声で操作ができるKENWOODのAVナビゲーションシステム「“彩速ナビ”TYPE S」シリーズ

安全性と操作性、およびナビ性能を強化する4つの新機能を搭載