エコドライブ実践者は8割以上、購入希望のエンジンタイプはハイブリッドが首位
環境意識の高まりから世界各国でガソリン車の新車販売禁止の指針が掲げられ、日本でも2035年までに新車販売の100%を電動車にするという目標が掲げられている。
では、ドライバー個人は、どのように環境問題に取り組んでいるのだろうか。パーク24は、「環境意識」についてのアンケートを実施した。
エコドライブの実施率は年代が上がるにつれて増加、エコドライブをしていない理由は「具体的な方法がわからない」が最多
環境に配慮した運転(エコドライブ)をしている人は81%となり、年代が上がるほどエコドライブをしている比率は高くなった。
具体的に実践しているエコドライブは「急加速・急減速を避ける」73%が最も多く、次いで「アイドリングを避ける」34%、「エコ対応しているクルマに乗っている」23%と続く。
年代別では全年代で上位2つが同じ結果となった一方で、そのほかは年代による違いが見られた。
エコドライブをしていない理由は、1位「具体的な方法がわからない」33%、2位「自由に運転したい」21%、3位「運転に集中していて余裕がない」14%であった。
年代別で見ても全年代で「具体的な方法がわからない」がトップとなったものの、最多の20代以下(38%)と最少の60代以上(26%)では12pt差となるなど、年代によって違いが見られる。
「具体的な方法がわからない」と「運転に集中しており余裕がない」の2つが、エコドライブしていない理由の半数を占めており、エコドライブをしないのではなく、できない人もいるようだ。
「ハイブリッド」車を購入したい理由は「燃料費の節約になる」や「環境に優しい」が上位に
今後購入したいクルマのエンジンタイプは「ハイブリッド」34%が最多で、「ガソリン」18%、「電気」11%と続いく。一方、「購入予定はない」と回答した人は13%であった。
年代別で見ると、20代以下は「ハイブリッド」の比率が最も高く、4割を超えている。また、年代が上がるにつれて「ガソリン」の比率が低くなっており、60代以上では「電気」が「ガソリン」を上回った。
購入したいクルマのエンジンタイプを選んだ理由は、「燃料費の節約になる」が30%で最多。以降、「環境に優しい」19%、「燃料補給する場所などのインフラが整っている」12%と続く。
エンジンタイプ別で見ると、ガソリンは「燃料補給する場所などのインフラが整っている」と「運転に慣れている」を合わせると半数になったが、ガソリン以外は「燃料費の節約になる」と「環境に優しい」の合計比率が5割〜7割を占めており、理由に違いが見られた。
今回のアンケートで、年代を問わず多くの人がエコドライブをしていることがわかった。また、今後購入したいクルマのエンジンタイプを選んだ理由として、「燃料費の節約になる」に次いで、「環境に優しい」が多く、エンジンタイプ選択時に環境へ配慮する意識も見られる。
カーシェアリングサービス「タイムズカー」では、日産のEV「リーフ」やトヨタのEV「bZ4X」を導入し、環境への負荷低減のほか、EVを気軽に体験できる機会の提供によるEV普及にも取組んでいる。タイムズカーでクルマの乗り比べをされ、クルマ購入時の参考にしてみてはいかがだろうか。
関連情報:https://www.park24.co.jp/
構成/Ara