まずはここから!スキンケアの基本の〝き〟「正しいスキンケアの方法」
2023.05.30男性が美容に関心を持つきっかけはどんな時だろうか。雑誌で男性美容特集を見たときだろうか、パートナーに勧められたときだろうか、あるいは身近な同僚や後輩に「あれ?最近こいつの肌がきれいだな」と感じたときだろうか。
いずれにせよ、男性美容の入り口に立ってくれたことは非常に嬉しいことだ。しかし、いざドラッグストアやライフスタイルショップのメンズ美容コーナーに足を踏み入れると、美容液や化粧水といった基礎化粧品、ファンデーションやコンシーラーといったメーキャップ化粧品、ヘアケアやムダ毛ケアに特化した商品など非常に多くの選択肢があり、途方に暮れてしまったという話もよく耳にする。
こうした男性たちのために“男性美容はココからはじめるといい!”とおすすめできる入り口を紹介したい。
それが「洗顔」だ。今更、洗顔?と思うかもれないが、洗顔はスキンケアの基本中の基本であり、その後のスキンケアやメイクの効果を最大化する大切な要素でもある。
もちろん、正しい洗顔をするだけでも肌のコンディションアップにつながるだろう。手持ちの洗顔クリームだけでも実践できるので、この記事を参考にまずは試してほしい。
STEP1 洗顔料をしっかり泡立てる
洗顔の目的は、肌の表面に蓄積した余分な汚れや皮脂を洗い流すこと、そして肌を清潔に保つだけでなく、肌のトラブルを防ぐことである。“汚れを落とす”だけでなく“肌を傷つけない”ということにも十分に気を付けたい。そのためには、洗顔料をしっかりと泡立てよう。
泡立てた洗顔料は、柔らかいクッション性のある泡になる。このふわふわの泡を使用することで、肌への摩擦や刺激を軽減する。特に敏感肌や乾燥肌の人にとっては、洗顔料を泡立てて使い肌への負担を軽くすることを意識したい。
手のひらだけで上手く泡立てることが難しい場合は、市販の泡立てネットを使ってもOK!
STEP2 皮脂が多いTゾーンは入念に洗顔する
ホイップした洗顔料を顔に乗せるように洗顔をしていく。特にTゾーンと呼ばれる額と鼻周辺の部位は皮脂腺の密度が高く、皮脂が過剰に分泌されやすい。皮脂が毛穴に詰まると毛穴が広がったり黒ずんだりしてしまい、顔全体のトーンが暗くなってしまう場合も。まずは、大量の泡でTゾーンにたっぷりと泡を乗せていこう。
Tゾーンに続き、頬周辺、目の周りにもしっかりと泡を乗せていく。気持ちはわかるが、擦りつけるように洗顔するのはNGだ。くるくると回すように泡を伸ばしていこう。
STEP3 しっかりすすいで、やさしくタオルドライ
肌に洗顔料を乗せ、やさしくマッサージするように泡を馴染ませるだけで洗顔効果は十分に得られる。洗顔後は、ぬるま湯でしっかりと洗顔料を洗い流したい。
水(お湯)は冷たすぎたり熱すぎたりすると、肌への刺激になりかねない。ぬるく感じる37~40℃程度のお湯がベストだろう。
すすぎ忘れは肌荒れの原因になるのでしっかりと洗い流すことを意識する。もちろん、水分を拭きとる際のタオルドライもごしごし擦らず、やさしく顔を包み込むようにぽんぽんと肌を労わろう。
STEP+α 洗顔後は化粧水や保湿クリームでケアをする
洗顔後は肌が乾燥状態にある。肌への水分を与え、良好な状態を保つためには「化粧水」を使用するのがいいだろう。化粧水で整えた肌の水分を保護し、さらに紫外線や乾燥といった外部からの刺激から守るためにも「保湿クリーム」を使うとさらにいいかもしれない。
また、化粧水や保湿クリームを肌の角質層まで浸透させるために便利な美容家電もある。
パナソニック『スキンケアシェーバー ラムダッシュ ES-MT22』オープン価格
https://panasonic.jp/shaver/products/lamdash_wet/es_mt22.html
パナソニックから発売されている『スキンケアシェーバー ラムダッシュ』は、手で塗るより化粧水や保湿クリームに含まれているヒアルロン酸の浸透量が約1.7倍、ビタミンCの浸透量が約1.3倍になる。※肌の角質層まで
洗顔後、顔に化粧水と保湿クリームを塗布した後に、スキンケアシェーバーのヘッド部に搭載されているイオンプレートを当てるだけで肌にしっかりと浸透してくれる。こうした美容ガジェットも併用すればスキンケアの効果を最大化できるだろう。
習慣化こそが一番の近道
洗顔は、一度だけで効果が明確に現れるものではない。朝と夜の毎日2回、丁寧な洗顔を繰り返していく内に理想の肌につながっていく。いわば毎日の積み重ねが重要だ。手順を見なくても自然とマニュアル化できるくらいに正しい洗顔方法を身に着けて習慣化しよう。
取材・文/峯亮佑 撮影/末安善之