LIXILは床から便器を浮かせたINAX キャビネット付便器「フロート トイレ」をフルモデルチェンジして、6月1日より全国で発売を開始する。販売価格は34万8400円から(税別・工事費別)。
「フロート トイレ」の主な商品特徴
床から便器を浮かせる壁掛スタイル
フロート トイレは住宅用としては新しい、便器を床から浮かせた壁掛スタイル。足元をすっきりさせ、トイレ空間を広々と見せることができる。
これにより、同じ広さのトイレでも入った時に感じる空間全体の印象もアップ。また、便器と床のすき間は約7cmあり、便器の前側も丸みを帯びているため、掃除モップなどが奥まで届いてさっと一拭きで済ますことができると、同社では説明している。
便器奥はキャビネットで隠してすっきり
給水管やコードが露出しているタンクまわりをキャビネット内に隠してすっきりとさせている。
従来よりも収納力を充実させ、トイレットペーパーなどのストックやフロアモップなどの掃除用品など、いままでトイレの床に散在していたものも、手が届くところにしまうことが可能だ。
トイレ空間を自分好みにコーディネートできるパネルカラー
キャビネットのパネルカラーは、周辺アイテムや他素材と組み合わせやすく、空間馴染みのよい低彩度な木目カラー3色とホワイト1色から選択できる。
新製品と同日から発売する「棚付2連紙巻器」は、フロート トイレと同じカラーが用意されているほか、アッパーキャビネットにも同色をラインアップ。
また、2023年4月から発売している「オールインワン手洗」や、調湿やニオイ吸着といった機能を有する「エコカラットプラス」などと組み合わせ、カウンターには小物を飾るなどすることで、トイレ空間をデザイン、使い勝手ともに自分好みにコーディネートできる。
対応設置条件を拡大
従来は750〜800mmだった対応間口を、750〜900mmまで対応できるようになったほか、床上排水、寒冷地仕様、非木造住宅へ設置など、幅広い設置条件への対応が可能になった。
住宅でも安心して設置できるフレーム構造
てこの原理で壁に掛かる荷重を軽減。JIS(日本産業規格)に基づく、耐荷重試験も実施しており、安全性も確認されている。
構成/清水眞希