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南米にある国「秘露」ってどこの国?正しい読み方と国名の由来

2023.06.10

『秘露』は南アメリカにある国の名前ですが、どの国なのか分からない人もいるでしょう。秘露の正しい読み方を、国名や国旗の由来と併せて紹介します。国の基本情報や食文化・観光スポット・行事についても確認します。

秘露の読み方とは?

新聞などで、ロシアに対して『露』という略称が使われているため、『秘露』はロシアと関係のある国だと思うかもしれません。実際はどうなのでしょうか?正しい読み方を紹介します。

正解は「ペルー」

秘露は、南アメリカの北西部に位置する国『ペルー』のことです。アメリカの『米』のように、漢字1文字の略称は『秘』になります。

漢字そのものに特に意味はなく、音の響きに近い漢字を当てはめた当て字です。昔は、中国で使われていた外国名の漢字表記を参考にしていましたが、発音が異なるため、日本独自の表記になったといわれています。

また、外国名に片仮名がよく使われるようになったのは、昭和の初期頃で、それまでは漢字表記が一般的でした。現在でも『米』『英』『仏』のように略称が使われているのは、その頃の名残です。

秘露の国名や国旗の由来

ペルーの国旗

(出典) pixta.jp

ペルーという国名が、どのような経緯でできたのか、由来を紹介します。また国のシンボルである国旗にも、歴史的な出来事が反映された意味があります。国旗の由来についても見ていきましょう。

国名の由来には諸説ある

ペルーの国名の由来は諸説あります。一つは、川や水を意味する『ピル』という先住民の言葉に由来する説です。16世紀にスペイン人が初めてペルーに上陸した際に、ピルと呼ばれる河口で、先住民に迎え入れられたからだといわれています。

上陸したとき、インディオ首長国の名であった『ビルー』に由来するという説や、パナマ以南の太平洋岸を指す『ビルー』という言葉が由来、という説もあります。

先住民であるインディオの言葉から、スペイン人はインカ帝国の旧領土を『ペルー副王領』と呼び、スペインから独立後も『ペルー』という呼び名は引き継がれました。

赤と白が使われた国旗

ペルーの旗は赤・白・赤の縦しまになっており、中央の白い部分に紋章が描かれています。赤は勇気と愛国心、白は平和と名誉の象徴です。

赤と白の配色は、1820年に独立運動を指揮したサン・マルティン将軍が目にしたという、翼が赤くて胸が白いフラミンゴに由来するそうです。

民間用の旗において省略される中央の紋章には、植物に囲まれた盾が描かれています。盾の中には、ペルーに生息する『ビクーニャ』や、アンデス山脈に自生する『キナの木』、多数の金貨があふれる豊穣の角があり、国の資源を象徴しています。

秘露ってどんな国?

マチュピチュ

(出典) pixta.jp

ペルーがどのような国なのか、詳しく知らない人もいるかもしれません。面積や人口などの基礎情報から、食文化・行事まで幅広く紹介します。ペルーについての豆知識を増やしましょう。

秘露の基本データ

ペルーは太平洋に面する、南アメリカ大陸の北西部に位置し、ブラジルやコロンビア、エクアドルなど複数の国と隣接しています。正式名称は『ペルー共和国』で、首都は『リマ』です。

国土面積は日本の約3.4倍で、人口は約3,297万人です。国民のほとんどがキリスト教徒で、カトリックが約81%、プロテスタントが約13%を占めています。

ペルーは多民族国家で、国民の約60.2%がインディオと白人の混血を意味する『メスティソ』、約25.8%がケチュア・アイマラ・アマゾン先住民などです。白人系やアフリカ系・中国系・日系の人もいます。

主な言語はスペイン語ですが、ケチュア語やアイマラ語をはじめとする多数の言語が使われています。

参考:ペルー基礎データ|外務省

秘露の食文化

ペルーは地域によって気候や地形が異なるため、手に入る身近な食材も違います。海岸地帯では、魚介類がよく食べられています。白身魚やタコ・エビが豊富で、シーフードをふんだん使った『セビーチェ』は人気料理です。

アンデス山岳地帯は、ジャガイモやトウモロコシの原産地です。代表的な料理には、肉やジャガイモ、キャッサバイモ、その他の野菜を蒸し焼きにした『パチャマンカ』があります。

アマゾン地帯の料理は、豚肉やトウモロコシ、ピーナッツなどを一緒に煮込んだ『アピチャド』が有名です。ナマズや淡水魚のピラルクもよく食べられています。

マチュピチュ遺跡やナスカの地上絵

ペルーで人気の観光スポットには、世界遺産にも登録されている『マチュ・ピチュの歴史保護区』と『ナスカとパルパの地上絵』があります。

マチュ・ピチュ遺跡は、15世紀半ばのインカ帝国時代、標高2,000m以上のアンデス山中に築かれた都市遺跡です。1911年に偶然発見されるまで、神殿や住居跡が、ほぼそのままの状態で残されていました。

ナスカの地上絵も、ミステリアスな人気スポットです。古代ナスカ文化において描かれた、幾何学模様や生物の形をした多数の地上絵で、地上からは全体像が見えないほど巨大なものも残されています。

何の目的でどのように描いたかについては、今もはっきり解明されていません。アンデス文明の人々は文字を持たなかったため、今も謎に満ち、多くの人を魅了しています。

南米三大祭りに数えられるインティ・ライミ

南半球の冬至がある6月下旬に、インカ帝国の首都だったクスコで行われる『インティ・ライミ』は、南米三大祭りに数えられます。ケチュア語でインティは『太陽』、ライミは『祭り』という意味で、最高神である太陽に、今年の収穫に対する感謝と来年の豊作を願う儀式です。

儀式は、インカ帝国時代に太陽神殿があった場所(現サント・ドミンゴ教会)で、色鮮やかなの民族衣装に身を包んだ人々が歌い踊った後、インカ皇帝役の開会宣言からスタートします。

その後、アルマス広場、クスコ近郊のサクサイワマン要塞跡と場所を移動しながら、インカ帝国時代を再現したような祭りが行われます。

構成/編集部

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