DIME MAGAZINE
Microsoft Excelは必須ツール。ほとんどの人が膨大なデータを手作業で処理しているはずだ。そこでエクセル兄さん流のChatGPT×Excel活用術を伝授。初級から上級まで3つのメソッドを紹介する。
ビジネススキル系YouTuber
たてばやし淳さん
ITスキルを教える動画を配信し、総再生数1000万回以上。本項の完全版をYouTubeで配信
DIME ChatGPTにどのようにプロンプトを出せば、Excel作業を効率化できるのでしょうか？
たてばやし プロンプトというと文章を想像しますよね。でも、実はExcelやスプレッドシートで作成した表を貼り付けることもできるのです。
DIME プロンプトに表を組み込めるんですね！
たてばやし コピペするだけでOKです。それを前提に話を進めましょう。ExcelにおけるChatGPTの活用法は、大きく分けて3つあります。ひとつは、Excelの作業の一部をChatGPTにやらせる方法。もうひとつは、関数を書かせる方法。ユーザーに関数の知識がなくても、ChatGPTが数式を教えてくれるんです。最後は上級者向けですが、マクロを動かす方法。Excelで行なう複雑な操作を自動化できる、VBAと呼ばれるコードを生成できます。
DIME 使用するうえで注意すべき点はありますか？
たてばやし Excelファイルのバックアップですね。ChatGPTの回答をExcelにコピペする作業をしていると、誤って元のデータを上書きしてしまい、原状復帰できなくなる危険があるので注意が必要です。大事な書類を扱う際は、取り返しがつかなくなる前に、必ずファイルをコピーしてから作業しましょう。もうひとつは、ChatGPTが得意とするコード生成であっても誤まった回答をする場合があるということ。必ず最後に人の目でチェックすること。あとは、ChatGPTに指示を書く際は、1文を短く区切ること。同時に複数の指示をしたい場合は、箇条書きにすることをおすすめします。
ChatGPTが出した答えをExcelに貼り付けて実行
まずは肩慣らし。Excelの表データに関する作業をChatGPTを使って簡略化しよう。基本的には、やりたいこと・やろうとしていることをChatGPTに指示して、その答えをExcelのセルに貼り付けるだけでOK。Excelに詳しい人間のアシスタントに「これどうやったらいい？」と聞くイメージだ。
【初級編】データを分類する
使いこなしポイント〈1〉分類をあらかじめ指定しておく
商品名から分類を推測させて表を埋めていく作業をChatGPTで自動化できる。ポイントは分類をあらかじめ決めておくこと。ChatGPTが判断して適切な語句を当てはめてくれる。
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