すっげぇ簡単!
auかんたん決済を使ってチャージする場合は、Wi-Fiを一度切ってモバイルデータ通信を利用する必要がある。筆者はいつものスマホで、auの「世界データ定額」を使った。
が、一度チャージすればあとは楽なもの。ほんの1分もかからないうちに、バイク2台分の軽自動車税を納付してしまった。ああ、書くことがない……。
早々に結論を出してしまうと、ネット環境さえあればここがインドネシアだろうとアメリカだろうと南極だろうとセントヘレナ島だろうと、自動車税を決済できるというわけだ。
これは確かに便利なものではある。が、先述の通り現在地が未納の言い訳にならなくなった。筆者自身もそうだが、5月半ばに日本を出国するとしたら必ず自動車税の納付書をバッグに忍ばせ、渡航先でそれを納める……という選択肢があることを認識しておく必要が出てきた。
納税証明書の手数料もキャッシュレス決済で
以上は「海外渡航の最中の納付」に関する内容だが、たとえば「5月31日の夜に自動車税の未納を思い出してしまった場合」でもキャッシュレス決済を活用することができる。
2023年の5月31日は水曜日だが、夜となるとコンビニへ行くのも億劫だ。ここはスマホを取り出して、身の回りを綺麗にしておきたいところ。
こうした内容の記事を、実は筆者は2年前にも執筆している。
自動車税や軽自動車税をスマホのバーコード決済で支払った、という読者の方も少なくないだろう。 筆者もそのひとりで、しかも5月30日にPayPayで納税した。納付期...
この時はパンデミックの真っ只中で、他人との接触を極力抑えるために自宅で納税を済ませるのが最良の手段だった。ところが、キャッシュレス決済では紙の領収書が出ない。
納税の場合は「領収書=納税証明書」で、これは自分が確実に税金を納めたという証拠だから何が何でも保管しておきたい。というわけで、後日改めて市役所に行って納税証明書を発行してもらったのだが、パンデミックの自粛生活の中ではこれはリスキーだった。
そして筆者は上の記事で、
そして、グラストラッカービッグボーイの納税証明書の発行は無料ではなかった。手数料は300円。グラストラッカービッグボーイの軽自動車税は3600円だから、300円は決して安くはない。ちなみに、静岡市役所の場合は現金決済のみだった。
と書いているが、幸いにも書類の手数料はキャッシュレス決済に対応するようになった。
このあたりは地味だが、長足の進歩ではないか。
このように、地方税の納付に関しても「完全キャッシュレス化」への道が着実に整備されている。
取材・文/澤田真一