小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

マクロ経済を軸に紐解くインフレが社会にもたらす好影響と悪影響

2023.05.26

インフレ期待

インフレ率と物価上昇が同じように長く続いていくと、インフレが今後も続くと予測する割合が高くなります。この予測がインフレ期待です。

たとえば労働環境と労働市場が全く同じ条件であった場合、インフレ期待の大きさによって賃金率の動向が変化していきます、

インフレ期待がある場合、労働者はインフレ上昇に見合った賃金の上昇を求め、企業も賃上げを認めやすくなります。

反対にインフレ期待がないデフレの場合、労働者は賃金が下がらなければ実質賃金率は上昇していると考えるようになるでしょう。

このような貨幣錯覚の効果が必ず生まれるため、期待インフレ率の上昇は現実のインフレ率を上昇させる圧力を生み出しているともいえるのです。

悪いインフレを定義する

次に悪いインフレが何かを定義してみましょう。

悪いインフレの代表例が不況中に発生してしまったインフレです。

この悪いインフレは「コスト・プッシュ・インフレ」と呼ばれ、賃金や原材料などのコスト上昇率が労働生産性の増加率を上回る場合のことを指しています。

その他にも「ハイパーインフレ」が発生すると、インフレ率が急速に上昇してしまい、経済活動を混乱させる悪いインフレの典型例もあります。

つまり急速なインフレが進むと社会が不安定になり、経済の混乱をまねく確率が高くなるのです。

いずれにせよ円滑な経済活動にとって望ましいことではなく、反対に良いインフレは景気が良いサイクルのなかで生まれる緩やかなインフレと定義することができるでしょう。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年7月16日(火) 発売

超豪華付録「3WAYハンディ扇風機」付きのDIME最新号では「ヒット商品は『推し』が9割!」を大特集!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。