格安SIM を提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)は多数あり、利用するとスマホ使用料の節約に役立つことも。
MVNOは、大手キャリアの回線を借りてサービスするため、ソフトバンク回線に対応している会社もあります。この記事では、ソフトバンク回線が使えるMVNOについての情報をまとめました。
目次
意外と少ない? ソフトバンク回線が使えるMVNOブランド
格安SIMを提供するMVNOブランドには、IIJ mioやmineoなど数多くの種類があります。2023年4月現在、大手価格検索サイトで対応キャリアごとにプランの数を調べると、ドコモは258件、auが152件あるのに対して、ソフトバンク回線は50件です。
ドコモやauと比べてソフトバンクは利用できる数が少ないものの、中にはお得なサービスを提供するMVNOが多数あります。
大容量プランも魅力! ソフトバンク回線が使えるMVNO【NUROモバイル】
NUROモバイルは、ソニーグループが運営する格安SIMサービスです。ドコモ、au、ソフトバンクの3回線が利用できます。
【参考】NURO Mobile
ソフトバンク回線も契約できるNUROモバイルの料金プラン一覧
ソフトバンク回線を対象とするNUROモバイルの料金プランの税込価格は、次のとおりです。
NEOプランは専用帯域を確保しているため、快適で安定した通信を提供できます。VS、VM、VLプランはバリュープラスプランで、毎月使うデータ容量に合わせて選択できるのがメリットです。
LINEのデータフリーや端末保証も用意されているNUROモバイルのオプション
NUROモバイルには便利なオプションもそろっています。「バリューデータフリー」は、LINEの対象サービスを、データ通信量を消費せずにできる無料オプションです。
また、月額550円で利用できる「端末補償」は、自然故障、破損、水濡れなどトラブルが起きたときに、新しい端末を買うより安い金額で交換できるサービスです。
多種多様な料金プランから選べる! ソフトバンク回線が使えるMVNO【mineo】
mineoは関西電力グループのオプテージが運営する格安SIMサービスです。MMD研究所の調査によると、市場では2023年2月の時点で第3位のシェア率。mineoもドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアに対応しています。
【参考】mineo
ソフトバンク回線も選択できるmineoの「マイピタ」
マイピタはmineoが2021年2月から提供している料金プランです。基本料金は以下の通りで、ドコモ、au、ソフトバンクのどの回線も同額となっています。
マイピタは、音声通話付きの「デュアルタイプ」とデータ通信のみの「シングルタイプ」の2種類から選べます。
最大データ通信速度で選ぶデータ無制限プラン「マイそく」
マイそくは2022年3月から始まったプランです。利用が集中する月曜日~金曜日の12時~13時の通信を控える代わりに、格安でデータを無制限に使用できます。
マイそくの月額料金は次の通りです。
使用料金を抑えられるので、日中にあまりスマホを使わない方にはお得なサービスです。
広告視聴時のデータ通信がカウントフリーになる「広告フリー」や深夜にデータ通信使い放題になる「夜間フリー」もmineoの魅力
mineoはオプションサービスも充実しています。
「広告フリー」は広告によるパケット消費を抑える無料サービス。パケット節約量はアプリやマイページから確認できます。
また、夜間にスマホを使用する頻度が高い方には、マイピタのプランで使える「夜間フリー」がおすすめ。月額990円で、毎日22時半から7時半までの間、パケットを消費せず使い放題になるサービスです。
ソフトバンク回線を使うならサブブランドの「ワイモバイル」や「LINEMO」もおすすめ!?
スマホの使用料を抑えたいときは、MVNO以外にサブブランドを利用する方法もあります。ソフトバンクの小中容量ブランドはワイモバイルとLINEMO。それぞれの特徴を見てみましょう。
家族割も豊富なソフトバンクの小中容量ブランド【ワイモバイル】
ワイモバイルはソフトバンク小中容量ブランドとしてサービスを提供しています。ソフトバンクの自社回線を利用しているため、通信速度が安定しているのがメリット。料金プランは次の通りです。
「家族割引サービス」や「おうち割 光セット(A)」を利用すると毎月1188円引き(2回線目以降)になります。
【参考】ワイモバイル
月々3GB/990円で使えるソフトバンクのオンライン専用ブランド【LINEMO】
LINEMOもソフトバンクのオンライン専用ブランドですが、契約ができるのはオンラインのみという点でワイモバイルと異なります。料金プランは3GBのミニプランと20GBのスマホプランの2つがあります。
基本使用料は、ミニプランが990円でスマホプランが2728円です。ソフトバンク回線を使用しているため、月額の使用料が格安にも関わらず、通信は安定しています。
【参考】LINEMO
ソフトバンク回線なら最適なMVNOを見つけやすい
ソフトバンク回線を利用できるMVNOは、ドコモやauと比べて多くはありません。しかしその分、自分と相性の良いMVNOを見つけやすいメリットがあります。普段のスマホの使い方を考慮して、最適なものを選びましょう。
※データは2023年5月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/ねこリセット