平成初期の第1次ブーム、2010年代後半に起きた第2次ブームと来て、2020年代にはコロナ禍で観光や屋内レジャーが制限されたことで「密を避けて楽しめる趣味」として爆発的に人気なキャンプ。特に注目を集めたのが、1人でキャンプを楽しむソロキャンプや、手軽にキャンプの雰囲気を味わえるグランピングだ。またキャンピングカーを購入する人も多く、日本RV協会の発表によると、2022年における国内の新品・中古品を合計したキャンピングカー販売売上合計額が過去最高額となった。
23年に入り、コロナ禍の収束が見え始め、余暇の楽しみ方はコロナ禍以前の様相を呈してきた。それに伴い、キャンプブームは落ち着きつつある。とはいえ根強いファンは多く、新たな遊び方を模索している彼らの需要を満たすかのように、独自のコンセプトを持つキャンプ場が増えてきている。
動物とのふれあいを楽しめる「THE BAMBOO FOREST」は女性からの人気を集めている。「KALオートガーデン」はクルマ好きキャンパーの間で話題になっているほか、「原始村キャンプ場」は歴史のロマンを感じられるだけでなく、川遊びなどができるとしてファミリーからも好評だ。注意したいのが、コンセプトにこだわっているからこそ、棟数を絞っている施設が多い点だ。泊まりたい人は早めにスケジュールを立てて予約するのがいいだろう。
一見落ち着いたように見えるキャンプブームは、ニーズの変化に合わせて多様化し続けている。普通のキャンプ場に飽きてしまった人は、一風変わった進化系キャンプ場に足を運んでみては?
キリンと朝食が食べられる!
竹林に囲まれた、落ち着いた立地のグランピング施設。24時間利用可能なシャワーブースをはじめ、オシャレなカフェ&ダイニングスペースや充実したアメニティーがあり、手ぶらでの宿泊でも問題ない。隣接するふれあい動物園「サユリワールド」のキリンテラスで、キリンに餌付けしながら朝食を楽しめる「キリンと朝食オプション」が人気。
人気のドームテントをはじめ、写真映え抜群なロータスベルテントなど客室は全6棟。すべてエアコン付き。
THE BAMBOO FOREST
[住]千葉県市原市山小川790 [電]0436・63・6277 [営]チェックイン15:00〜、チェックアウト11:00 [休]年中無休