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Googleの対話型AIサービス「Bard」が日本語に対応、他のサービスとの連携はどうなる?

2023.05.20PR

Googleが試験運用中のBardが、先日より日本語対応となった。このBardは、ジェネレーティブ AI を活用してユーザーをサポートするサービスで、同社によれば旅行プランの案を出したり、ブログ記事の構成案を作成したりと、英語での公開から 2 か月弱の間に、すでに多くのユーザーに様々な方法で利用されているという。

Bardとはどのようなサービスなのか

Bard は、Googleの大規模言語モデル( LLM : Large Language Model )であるPaLM 2を利用している。

LLM は言語のパターンを拾い上げること、それを使って文章の中で次に来る確率の高い単語を予測することを学習していく。

例えば、 LLM は学習していくうちに、「ピーナッツバターと〜」に続く単語は「ゼリー」である可能性の方が「靴ひも」のような単語よりも高い、と予測できるようになる。

しかし、 次に来る確率が最も高い単語だけをLLMが選べば、創造性の低い回答になってしまう。

そのため、 LLMには多くの場合、より面白い回答を生み出すために、確率が多少低いとはいえそれなりに妥当な選択肢を選ぶという柔軟性が与えられている。このような仕組みを用いて、幅広い質問(プロンプト)に対して柔軟に回答を生成していくのだ。

しかし、このような革新的な技術でも、欠点がないわけではない。たとえば、LLMは現実世界の偏見や固定観念を反映した幅広い情報から学習するため、回答にそれらが反映される場合もある。また不正確、誤解を招く、または間違った情報を提供することも考えられる。

このような課題を認識した上で、同社では「Bard は、私たちの生産性を高め、アイデアを加速させ、好奇心を刺激するすばらしいパートナーとなるように、フィードバックをもとに、さらなる改善を加えたり、新機能を導入していきます」とコメントしている。

Bard の使い方

Bard は、一つの質問に対して、複数の回答案を提示するので、ユーザーは自分のスタイルに合った回答案を複数の候補から選択が可能だ。

また、ユーザーが別の回答を知りたい場合は、Bard に新しい回答を生成するよう依頼できる。この機能は、Bard が指示に従わなかったり、質の低い回答を生成した場合に役立つ。

また多くのユーザーから、メールや文書の下書きを Bard に頼みたいという要望が寄せられたという。こういった声を受けて、Bard の回答を直接 Gmail やドキュメントにエクスポートできる機能も公開された。

これにより、Bardからの回答を、「回答をエクスポート」アイコンから、ワンクリックで「Gmailで下書きを作成」や「Google ドキュメントにエクスポート」することが可能になった。

同社によれば、今後順次、「Google で検索」アイコンから、Bard の回答を Google 検索で簡単に確認したり、ウェブ上でソースを探したりできるようになるという。

続けて「Bard は試験運用中のサービスのため、生成される回答が不正確または間違っている場合もあります。ユーザーのみなさまからの幅広いフィードバックによって、Bard は改善されていきます」と説明している。

Googleのアプリやサービスとの連携

今後、Googleドキュメント、Googleドライブ、Gmail、Google マップなど、使用中のGoogleのアプリやサービスの機能を Bardの体験と統合される予定。もちろん、これらのツールや拡張機能を使う際には、常にユーザーがプライバシー設定を管理できる。

また、パートナーの拡張機能を通して、Bard が Web 上の様々な種類のサービスと連携できるようにもなるという。

同社では「今後数か月以内に、 Adobe FireflyとBard が連携することで、自分だけの創造的なアイデアを簡単かつすばやく高品質の画像に変換して編集したり、Adobe Express で自分のデザインに追加したりできるようになります(英語対応のみ」とアナウンスしている。

関連情報
https://japan.googleblog.com/2023/05/bard.html

構成/清水眞希

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取材・文/DIME編集部

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