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【100均セレクション】いろいろ選べるダイソーのカメラ・スマホ用三脚、買うならどれ?

2023.05.23


カメラの関連機材で、三脚ほど値段がピンキリなものはないだろう。家電量販店のカメラコーナーに行くと、安いものでは数千円台、高いものでは十万円を超えるものまで、本当に多種多様だ。

どれも、機能は「カメラを固定する」だけなのに、これほど価格に幅があるのは、1つには素材の違いがある。基本的にアルミ製の三脚は安く、カーボン製の三脚は高い。プロ写真家が、カーボン製を高いなりに好むのは、「軽いのに、耐荷重があって、堅牢だから」というのが大きい。なにしろ三脚に乗せるカメラは、それなりに重く、数十万円はする。風が吹くと倒れてしまうような代物では、とてもではないが使えない。

逆に、乗せるカメラが100g台のスマホなら、三脚のクオリティにさほどこだわる必要はないという話になる。それこそ、華奢な脚のアルミ製三脚でも十分実用的で、そのニーズに応えたのが、ダイソーだ。

現在、ダイソーから、オーソドックスな三脚が2種、ミニサイズが2種、リングライト付きが1種発売されている。今回はそれぞれを実際に使い、レビューしよう。

550円ながら本格的に使える「カメラ三脚 3段」

典型的なカメラ用三脚を、そのまま小型化したようなのがこちら。

「3段」というのは、長さ調節が大まかに3段階あることを意味する。3本の脚にはそれぞれ2か所の継ぎ目があり、そこにあるロックレバーを解除すると、するすると延伸する。収縮時は高さが34cm、すべての段を伸ばし、さらに中心部の支柱も伸ばすと高さは66cmになる。

買って驚いたのは、ネジ式の雲台が付いていたこと。雲台とは三脚のてっぺんにある部材で、一眼レフカメラやコンパクトデジカメの底部にある穴に、このネジを差し込んでカメラを固定する。「驚いた」というのは、てっきりスマホ専用の三脚だと思い込んでいて、そんな雲台はないと決めつけていたから。

雲台のクローズアップ(緑色の部材は無用の傾きを防ぐ水準器)

スペックを見ると、耐荷重が約1.5kgとあり、筆者が所有する、ごっついミラーレスカメラ(1kg弱)でも乗せられるという話になる。

ためしに乗せてみたら、こんな感じ。

乗ることは乗ったが、かなり危なっかしい。風の吹く日の屋外で、土の地面に据えるのは、とてもリスキー。ちょっと安定を失っただけで、重心のあるレンズから地面へと激突し、30万円以上したこの愛機は、はかなく昇天するだろう。以前、カメラ店でその道に詳しい店員に、「カタログスペックの耐荷重を3で割った数値の重量までしか乗せないほうがいい」というアドバイスをされたのを思い出す。そこまで厳しく考えないと、安定性は担保されないということだ。数百gのコンデジなら大丈夫そうだが、一眼・ミラーレスカメラはやめたほうが無難。

さて、スマホを取り付ける場合は、まず、付属のホルダーを雲台のネジに差し込んで回して固定。そのホルダーにスマホをはめ込む形になる。

スマホを乗せてみたが、一眼レフとは比べ物にならないほど軽くて薄いデバイスなので、安定性は問題ない。よほど重い機種でないかぎり、突風を受けても倒れ込んだりはしないだろう。

■商品詳細

商品名:カメラ三脚 3段
価格:550円
原産国(地域):中国
材質:アルミニウム、ABS樹脂
商品サイズ:8cm×8cm×22.5(最大66)cm
種類:-

伸ばすと高さ1メートルを超える「カメラ三脚 4段」550円

こちらは先に紹介したカメラ三脚の4段バージョン。

基本的な違いはそこだけ。収縮時は「3段」より少し高く、最大延伸時は105cmにもなるのが特徴。名目的な耐荷重は約2kgへとアップするが、やはり一眼レフは乗せないほうが賢明。コンデジやスマホ専用と考えよう。

高さの面で性能に優れるのに、価格が3段バージョンと同じ550円。どちらにするか迷ったら、こちらをおすすめする。三脚を使うからには、やはりこのくらいの高さははあった方がいい。よほど荷物がきちきちで、少しでも軽くしたいというのなら別だが。

■商品詳細

商品名:カメラ三脚 4段
価格:550円
原産国(地域):中国
材質:アルミニウム、ABS樹脂
商品サイズ:54cm×84cm×30(最大105)cm
種類:-

卓上撮影に手軽に使える「スマホ用ミニ三脚」110円

本製品は、カメラ三脚の脚をアルミでなく、(高さを犠牲にして)フレキシブルに曲げられるABS樹脂にしたところに大きな特徴がある。

使用時は、3本の脚をできるだけ外側に広げて安定性を確保し、スマホを装着する。

購入時にスマホホルダーが装着されているが、外すとコンデジを取り付けられるネジが現れる。耐荷重は250gをうたうが、よほど薄型・軽量のコンデジでないと、安定性に欠くので注意。

■商品詳細

商品名:スマホ用ミニ三脚
価格:110円
原産国(地域):中国
材質:金属部-スチール、樹脂部-ABS樹脂、つまみ―塩化ビニル樹脂、スポンジ―EVA樹脂、クッション―熱可塑性エラストマー
商品サイズ:5.1cm × 3.5cm × 18.5cm
種類:黒、青、黄

自撮り棒としても使える「三脚自撮り棒 BK」550円

自撮り棒と三脚の2WAY仕様なのが、この製品。

スマホ取り付け部は折り畳み式になっており、使用しないときはコンパクトにしまっておける。自撮り棒のアームは、引っ張って最大に伸ばすと68cmになる。伸ばしたときは、Bluetoothでスマホと本体をペアリングし、本体のシャッターボタンでリモート撮影ができる。

さらに、脚部を展開することで三脚になる。脚は短いので安定性は良いが、コンデジは取り付けできず、スマホオンリーなので注意。


ちなみに、品名にある「BK」は、おそらく本体色が「ブラック」ということなのだろうが、ブラック以外のカラーバリエーションはない。

■商品詳細

商品名:三脚自撮り棒 BK
価格:550円
原産国(地域):中国
材質:ABS樹脂、ステンレス鋼
商品サイズ:折りたたみ時はW3.2×H19.5×D4.6cm、最大に伸ばした時はW3.2×H68×D4.5cm
種類:-

オンライン会議で重宝したい「リングライトセット 三脚付」770円

オンライン・コミュニケーションの拡大で人気が出たリングライトが付属する、お買い得感のある一品がこちら。

上の写真をご覧のとおり、購入時は部品が分かれているが、組立は簡単にできる。

光の色は、昼白色、昼光色、電球色の3種類が選べ、それぞれ暗い⇔明るいの10段階で明るさが調節できる。この調節は、ケーブル一体型コントローラーで行う。

公式オンラインショップの説明には、「ビデオ撮影、生放送、自撮り、女優ライト、美容化粧」で使えるとある。が、さすがにこのサイズでは、夜間撮影時の光量の不足感はいなめない。日中の曇天時や夕暮れ時に、自然光や室内灯の補助光としての使い方ならOK。オンライン会議で、明るさが足りないと思ったら、これ1つあれば事足りるのは頼もしい。また、撮影時以外では、簡易なデスクライト、読書灯、寝室の間接照明代わりにもなる。

なお、給電はUSBケーブルで行うが、パソコンからだと給電できないことがあって、故障の原因になると警告文がある。電源のない外部で使うときは、モバイルバッテリーを忘れずに。

■商品詳細

商品名:リングライトセット 三脚付
価格:770円
原産国(地域):中国
主要材質:ABS樹脂、スチール、三脚:ABS樹脂、EVA樹脂
商品サイズ:31cm ×38cm ×26.5cm
種類:-

文/鈴木拓也

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