パナソニックは、新世代の有機ELパネル「マイクロレンズ有機ELパネル」を搭載した4K有機ELビエラのフラッグシップモデル「MZ2500シリーズ」を7月21日に発売する。
ラインナップは65V型の「TH-65MZ2500」と55V型の「TH-55MZ2500」の2サイズで、価格はいずれもオープン。店頭予想価格は「TH-65MZ2500」が52万円前後、「TH-55MZ2500」が37万円前後。
「MZ2500シリーズ」は、有機ELパネルのさらなる高コントラスト化を目指して作られた新世代の有機ELパネル「マイクロレンズ有機ELパネル」を採用したフラッグシップモデル。
「マイクロレンズ有機ELパネル」は、1画素あたり数千個のレンズが並べられたマイクロレンズと有機EL発光層を一体形成したパネルで、従来の有機ELパネルでは内部反射により失われていた光をより効率的に取り出す技術を採用することで、同社従来の有機ELパネルに比べ最大発光輝度約2倍の高輝度化、高コントラスト化を実現しているという。
音響面では、ラインアレイスピーカー1セット、イネーブルドスピーカー2個、ワイドスピーカー2個、ウーハー1個を搭載した「360立体音響サウンドシステム+」を採用し、空間上で音の定位感が高い立体音響を楽しむことが可能。
また、これら高画質、高音質機能をシーンに応じて自動で最適化する「オートAI画質/オートAI音質」も採用。さらに、地震に強く倒れにくい吸着機能付きの「転倒防止スタンド」や、スイーベル(首ふり)機能も搭載する。
「TH-65MZ2500」の外形寸法は幅1448×高さ903×奥行350mm、質量は約29.5kg(ともにスタンド含む)。「TH-55MZ2500」の外形寸法は幅1227×高さ779×奥行350mm、質量は約24.5kg(ともにスタンド含む)。チューナーはBS4K/110度CS4K×2、地上/BS/110度CS×3を内蔵する。
このほか、パナソニックは、4K有機ELテレビの新製品として「MZ1800シリーズ」も6月16日に発売する。65V型の「TH-65MZ1800」、55V型の「TH-55MZ1800」、48V型の「TH-48MZ1800」の3サイズ展開で、店頭予想価格は「TH-65MZ1800」が40万円前後、「TH-55MZ1800」が29万円前後、「TH-48MZ1800」が27万円前後。
「MZ1800シリーズ」は、高輝度有機ELパネルを搭載(48V型除く)したハイグレードモデルで、音響面では、イネーブルドスピーカー2個、フルレンジ2個、ウーハー1個(48V型はイネーブルドスピーカー2個、フルレンジ2個)で構成された「360立体音響サウンドシステム」を採用。チューナーはBS4K/110度CS4K×2、地上/BS/110度CS×3を内蔵する。
関連情報
https://panasonic.jp/viera/products.html#4k_oled
構成/立原尚子