タムロンは、大口径超広角ズームレンズ「11-20mm F/2.8 DiIII-A RXD (Model B060)」の富士フイルムXマウント用を5月30日に発売する。価格は124,300円。なお、ソニーEマウント用は2021年6月24日に発売済みだ。
「11-20mm F/2.8 DiIII-A RXD (Model B060)」は、ズーム全域で開放F2.8の明るさと、長さ86.5mm、質量335gという小型軽量サイズを両立した超広角ズームレンズ。焦点距離は11~20mm (35mm判換算16.5~30mm相当)をカバーし、普段使いに最適な望遠端20mmはスナップ撮影や記念撮影に、広角端11mmでは迫力のある超広角撮影に挑戦できるなど、さまざまな撮影シーンで自由度の高い撮影を気軽に楽しむことが可能だ。
また、広角端での最短撮影距離は0.15mを実現。さらに、1:4 (広角端11mm)の驚異的な最大撮影倍率で、超広角特有のパースペクティブを活かしたワイドマクロ撮影や、大口径ならではの明るい開放 F値でボケ味を活かした表現を楽しめる。
レンズ構成は10群12枚で、2枚のGM (ガラスモールド非球面)レンズをバランスよく配置することで、画面全域において高い解像性能を維持。特殊硝材XLD (eXtra Low Dispersion)レンズ1枚、LD (Low Dispersion:異常低分散)レンズ2枚も搭載し、大口径レンズの絞り開放付近で発生しやすい色収差を抑制する。
AF駆動には独自開発のステッピングモーターユニットRXDを搭載。高速・高精度なAFは動きのある被写体を的確に捉え、静止画だけでなく動画撮影でもその力を発揮。静粛性にも優れており、室内撮影など駆動音が気になる場面にも最適だ。
そのほか、簡易防滴構造や防汚コートも採用。レンズ鏡筒の可動部や接合部などに防滴用のシーリングを配置し、最前面のレンズには耐久性にも優れた汚れ防止コーティングを施した。
主な仕様は、最短撮影距離が0.15m (WIDE) / 0.24m (TELE)。最大撮影倍率が1:4 (WIDE) / 1:7.6 (TELE)。フィルター径はφ67mm。最大径はφ73mm。長さは86.5mm。質量は335g。絞り羽根は7枚(円形絞り)。最小絞りはF16。花型フードとレンズキャップを付属する。
製品情報
https://www.tamron.com/jp/consumer/lenses/b060/index.html
構成/立原尚子