全館空調システムにも80%が関心
ZEHと同様に、全館空調システムの採用意向を聞いたところ(図6)、採用済みの人を含めて、80.1%が興味を示していた。快適性や省エネにつながる技術に関心を示す様子が見られる。
Z世代は「一戸建ての購入」に強い意欲
住宅購入の潜在的、もしくは将来の顧客層と考えられる、15歳から49歳の独身者に、結婚したらどこに住みたいかを聞いたところ(図7)、各世代で一戸建ての回答が最も多くなった。特にZ世代の意向が顕著で、半数以上の56.0%が一戸建ての購入を希望していることが判明。
「新築であること」を希望するZ世代
住宅の購入にあたり優先することを聞いたところ(図8)、各世代で立地の良さを求める声が多く挙がった。世代間で差が大きかった「新築であること」は、Z世代の24.2%に対し、40代では13.3%と10ポイント以上の開きがあった。
Z世代では「遠くても」、「狭くても」所有したい
住宅の購入にあたり制約があった場合、仮に費用が足りなかった場合にどうするかを聞いたところ(図9)、各世代で賃貸にするとの声が多くなったが、Z世代では「遠くにしても良い」、「狭くしても良い」の意向が聞かれた。先の設問(図7、8)とあわせて見ると、特にZ世代で新築一戸建てに対する憧れがあるようだ。
各世代の貯金事情
各世代に対して、結婚等に備えて貯金をしているか聞いたところ(図10~13)、自明ではあるが、世代が上がるにつれて多く貯金する層が増えていた。ただし40代で貯金をしていない層が増えている。
<調査概要>
●図1~6
調査名称:住宅の意向についてのアンケート
調査期間:2023年3月20日
調査対象:大都市圏(*)に居住する20~69歳の既婚男女
調査数:1,246名
調査方法:Webアンケート
●図7~13
調査名称:結婚と住まいの意向についてのアンケート
調査期間:2023年3月31日~2023年4月1日
調査対象:大都市圏(*)に居住する15~49歳の独身男女
調査数:2,000名
調査方法:Webアンケート
(*)埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、三重、岐阜、大阪、兵庫、和歌山、滋賀、京都、奈良
※1:概ね1995年(平成7年)から2011年(平成23年)までに生まれた世代に相当。本調査では15~25歳をZ世代と定義。
※2:大都市圏(*)に居住する20~69歳の既婚男女、および同都市圏に居住する15~49歳の独身男女を対象にWebアンケートで実施。(*)埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、三重、岐阜、大阪、兵庫、和歌山、滋賀、京都、奈良
出典元:パナソニックホームズ株式会社
構成/こじへい