〈こんなときに!〉友達が待ち合わせになかなか来ない…
I’m tired of waiting.
(もう待ちくたびれたよ)
[1]「もう付き合えない」 という気持ちを表す
I’m tired は「疲れた」という意味ですが、I’m tired of… で 「 ~にはもう付き合えない」「~にはうんざりだ」という意味になります。繰り返し行われたことに対して疲れた=もうたくさん、というニュアンスです。
単に 「 ~で疲れた」と疲れた理由を述べるときは I’m tired from… で表現します。I’m tired from my work. と言えば、「私は仕事で疲れている」という意味になります。
(例)I’m tired of you.
(夫がいつものように酔っ払ってご帰宅)あなたにはもううんざりだわ。
(例)I’m tired of waiting for her.
(思わせぶりな彼女に振り回され続けて)彼女を待つのはもうたくさんだ。
[2]心底愛想が尽きたと強調するときのフレーズ
I’m tired of… をさらに強調した表現が I’m sick and tired of… という言い方です。I’m sick of… も同じく「~にうんざり」という意味なので、2つダブルで使って「愛想が尽きた」というニュアンスで使います。
(例)I’m sick and tired of her lies.
(いつも嘘ばかりつくので)もう彼女の嘘には本当にうんざりだ。
著者/デイビッド・セイン
日本人に合う、日本人のための英語学習法を考え続けて約40年。これまで累計400万部の著作を刊行してきたベストセラー著者。英会話学校の経営、翻訳、教材やWebコンテンツなどの制作を手がけるクリエイター集団「AtoZ English(エートゥーゼットイングリッシュ)」代表。現在も、対面やオンラインで自ら英会話を教えている。出身はアメリカ。中学時代、いとこの同級生に日本人がいたことがきっかけで日本語を学び始め、アメリカの証券会社に勤務後に来日。「日米バイリンガル」として、日常会話からビジネス英語、TOEICに至るまで、幅広く教えている。NHKレギュラー出演、日経・朝日・毎日新聞での連載などメディア出演多数。著書に『その英語、ネイティブはカチンときます』(青春出版社)、『爆笑!英語コミックエッセイ 日本人のちょっとヘンな英語』『出社してから帰るまで ネイティブに伝わるビジネス英語700』(以上アスコム)などがある。