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イマドキの社会人が1年目で貯蓄した平均額は49万円、昨年から13万円減少

2023.05.21

イマドキの新社会人は、1年でどれくらいの金額を貯金し、また、どんなことにお金を掛けているのだろうか?

ソニー生命保険はこのほど、2023年春から働き始める社会人1年生、または、就職してから1年が経つ社会人2年生で20~29歳の男女に対し、今年で10回目となる「社会人1年目と2年目の意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。ここでは、「社会人1年目の金銭事情」に関する調査結果のみ抜粋して紹介する。

社会人1年生は初任給を何に使いたい? 1位「貯蓄」2位「生活費」3位「親への贈り物」

2023年の春から働き始める社会人1年生500名と、就職してから1年が経つ社会人2年生500名に、社会人1年目のお金の使い方について質問した。

はじめに、社会人1年生(500名)に、初任給はどのようなことに使いたいか聞いたところ、「貯金に回す」(44.4%)が最も高くなった。初めての給料は貯蓄し、これからの生活や将来に備えたいと考えている人が多いのではないだろうか。

次いで高くなったのは、「生活費(食費など)に充てる」(29.6%)、「親への贈り物を買う」(27.4%)、「親をご馳走につれていく」(25.8%)、「自分にちょっと良い物を買う」(25.2%)だった。

続いて、社会人2年生(500名)に、初任給はどのようなことに使ったか聞いたところ、「貯金に回す」(34.2%)が最も高くなり、次いで、「自分にちょっと良い物を買う」(25.8%)、「生活費(食費など)に充てる」(24.4%)、「親への贈り物を買う」(22.6%)、「親をご馳走につれていく」(19.8%)となった。

社会人1年生と2年生の回答を比較すると、「貯金に回す」は、社会人1年生では44.4%と、社会人2年生(34.2%)と比べて10.2ポイント高くなった。(図1)

(図1)

社会人1年目に「身だしなみ」にかけた金額は平均42,210円、「自己投資」にかけた金額は平均24,205円

社会人2年生(500名)に、社会人1年目の生活でかかったお金について質問した。

かかった金額の平均をみると、≪身だしなみ(スーツ・化粧品など)≫では42,210円、≪自己投資(セミナー参加、書籍購入など)≫では24,205円、≪プライベートな付き合い・交際≫では213,448円、≪実家に入れた金額≫では136,944円となった。

男女別にみると、かかった金額の平均は、≪身だしなみ(スーツ・化粧品など)≫では男性40,107円、女性44,312円と、女性のほうが4,205円高くなった。他方、≪実家に入れた金額≫では男性144,428円、女性129,459円と、男性のほうが14,969円高くなった。(図2)

(図2)

昨年の調査結果と比較すると、かかった金額の平均は、いずれの項目においても増加し、≪プライベートな付き合い・交際≫では43,380円の大幅増加(2022年170,068円→2023年213,448円)となった。

2022年3月21日をもって、新型コロナ感染拡大防止のためのまん延防止等重点措置がすべて解除されたため、友人などと交流する機会が増えた人が多いのではないだろうか。(図3)

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