2023年5月11日、グーグルは年に1度の大型イベントである「Google I/O」をアメリカで開催しました。
コスパに優れたモデルで大人気のPixel aシリーズは、最新モデル「Google Pixel 7a」をついに発表。さらに、グーグルとしては久しぶりのタブレットとなる「Google Pixel Tablet」や、初の折りたたみスマホ「Google Pixel Fold」が発表されました。
Google Pixelシリーズは、ハイエンド/ミドルレンジモデルを問わず、比較的安価で購入できるAndroidスマホとして話題。Android OSの総本山でもあるグーグルが開発するデバイスということもあり、シンプルな操作性や、AIを駆使したさまざまな機能も、人気の要因です。
また、折りたたみスマホの登場もあり、Android 12LやAndroid 13では、大画面デバイスに適したUIが採用されているため、グーグル謹製のタブレットや折りたたみスマホには注目が集まります。
そこで、Google I/Oで発表された3機種の詳細や、日本での販売情報をご紹介します。
コスパ優秀ミドルレンジスマホ「Google Pixel 7a」はついにドコモからも発売!
まずはミドルレンジスマホの「Google Pixel 7a」。近年はハイエンドスマホの販売価格が高騰していることもあり、約半年前のハイエンドチップセットを搭載するPixel aシリーズを心待ちにしていた人も多いでしょう。
従来通り、Pixel 7aは2022年秋発売のPixel 7、Pixel 7 Proに搭載されている、グーグルの自社開発チップセット「Google Tensor G2」を搭載しており、Pixelシリーズでお馴染みのリアルタイム翻訳機能や、オフライン時の文字起こし機能が利用できます。ストレージは128GBですが、メモリは8GBで、ハイエンドモデル顔負けのスペックといえます。
前モデル「Google Pixel 6a」からの進化ポイントとしては、背面の広角カメラが64MPになっています。Pixel 7の広角カメラが50MPのため、ハイエンドモデルよりも高性能と捉えることもできますが、PixelシリーズのカメラはAIによる補正力が高いため、レンズによってどの程度の違いが出るのかは不明。ここは実機を楽しみに待ちたいところです。
また、ディスプレイが90Hzリフレッシュレートに対応したのも特徴。これもPixel 7と同スペックとなっており、ミドルレンジスマホとしては文句なしの高性能でしょう。
一方、コンパクトで軽量なモデルが多いPixel aシリーズですが、本モデルはディスプレイが6.1インチ、本体サイズは152mm×72.9mm×9.0mm、質量193.5gと、前モデルよりも少し大きく、重くなっています。
Google Pixel 7aの大きなトピックの1つは、ドコモからも発売されるという点。これまでのPixelシリーズは、ドコモが展開する5G帯域のn79に非対応だったこともあり、販売キャリアはau、ソフトバンクのみでしたが、Google Pixel 7aは3キャリアより販売されます。グーグル直販サイトを含む、各販路での販売価格は下記の通りです。
Google Store
6万2700円、12回払いで月々5225円
ドコモ
7万5350円
いつでもカエドキプログラム適用時、月々1726円×23回
au
6万3890円
スマホトクするプログラム適用時、初回1170円+月々1150円(22回)
ソフトバンク
7万9920円
新トクするサポート適用時、月々917円×24回
3キャリアに加え、グーグル直販サイトよりSIMフリーモデルも購入できるミドルレンジスマホとなったGoogle Pixel 7a。価格面で見ても優秀な端末であり、Androidスマホの標準機として、広く定着することに期待ができます。