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性能と手軽な使い勝手を追求!〝隙間〟を狙った「AQUOS R8」シリーズのハイエンド戦略

2023.05.18

時短ニーズのための〝効率型ハイエンド〟AQUOS R8

近年、〝タイパ(タイムパフォーマンス)〟という言葉が流行しているように、時間を効率的に使うことが1つの生活的指標になりつつあります。そんなニーズを狙った端末が、新ラインナップとして登場したAQUOS R8です。

シャープによると、スマートフォンにおける効率化に重要なのは、「レスポンス」と「気軽さ」の2点とのこと。レスポンスを高めるために、搭載CPUは最新ハイエンドチップのSnapdragon 8 Gen 2 Mobile Platformを搭載。前モデル比でCPU性能が+32%、GPU性能は+24%、AI性能は+50%となっており、レスポンスには文句のつけようがありません。メモリは8GB、ストレージは256GBという構成になっています。

ディスプレイは6.4インチで、大画面と携帯性を両立させた、絶妙なサイズ感。実機を触って印象的なのが軽さで、製品版ではないため確定値ではありませんが、バックパネルを約52%薄型化(AQUOS R7比)するといった工夫から、約170g台に収められており、近年のハイエンドスマートフォンとしてはかなり軽量な仕上がりです。サクッとポケットから取り出して操作したい、長時間手に持って操作したいという両極端の要望をうまく押さえられていると感じます。

軽量なボディながら、AQUOSのハイエンドモデルとしては初となるMIL規格に準拠しているのも特徴。IPX5・IPX8、IP6Xの防水防塵性能も有しており、堅牢度は抜群です。

先に触れた通り、カメラは1/1.55インチセンサーの標準カメラ(約5030万画素)と、広角カメラ(約1300万画素)を搭載。標準カメラはAQUOS sense7と同じイメージセンサーと考えられますが、処理性能やAI性能の強化により、HDR処理がAQUOS R7比で40%高速化するなど、使用感は向上しています。

AQUOS R8 proはスマートフォンとデジカメのいいところ取りをした新たなハイエンドモデル!?

AQUOS R7の後続機となるハイエンドモデル「AQUOS R8 pro」。特徴はやはり、ライカカメラ社が監修した、1インチセンサー搭載のカメラでしょう。

AQUOS R8 proに搭載されているカメラは、イメージセンサーこそAQUOS R7と同じ1/1インチですが、新たに周囲の環境を判定する14chスペクトルセンサーを搭載することで、よりリアルな色表現ができるように進化しています。

左)AQUOS R7と右)AQUOS R8 pro。暖色系の色味を忠実に再現できるように進化

また、従来機ではHDRモードでの連写時、1枚目のみがHDR撮影となり、2枚目以降は通常の撮影モードとなる仕様でしたが、新たに連写HDRが秒間15枚撮影に対応。動き回る子供やペットの撮影にも使いやすくなっています。

そのほか、AQUOS R8との差分としては、超音波式の画面内指紋認証センサーや12GBメモリ、6.6型ディスプレイ、5000mAhバッテリーといった点が挙げられます。ディスプレイサイズが違うため、バッテリー駆動時間に大きな違いはないと考えられますが、個人的には超音波式の指紋認証がAQUOS Rシリーズの〝推し〟ポイントの1つなので、販売価格次第では、指紋認証目当てでAQUOS R8 proを選ぶのもありだと感じます。

筐体に再生プラスチック材を約60%使用したAQUOS wish3

AQUOS R8、AQUOS R8 proと同時に発表されたのが、筐体に再生素材を使用したエントリーモデルのAQUOS wish3です。

AQUOS wish2では、筐体に使われている再生プラスチック材が約35%でしたが、指紋認証センサーを電源ボタンに統合するなど、筐体の穴を減らしたため、MIL-STD-810Hの強度を保ちながら約60%が再生素材となりました。

また、新たに初めてスマートフォンを持つ子供でも安心のジュニアモードを標準搭載したのもポイントです。従来モデル同様に2万円台の販売価格であれば、スマートフォンデビューにも手を出しやすい製品になるでしょう。

タイパ重視のハイエンドモデルAQUOS R8は販売価格、販路にも期待

紹介してきたAQUOS R8、AQUOS R8 pro、AQUOS wish3が2023年夏のAQUOS最新モデルとなります。AQUOS RシリーズやAQUOS wishシリーズは、これまで大手3キャリアで取り扱われてきていることもあり、今回登場した3モデルも販路の広さに期待ができます。

やはり気になるのは、新ラインナップという位置づけのAQUOS R8の販売価格。チップセットや性能は文句なしのハイエンドですが、カメラのイメージセンサーやメモリ容量、指紋認証の仕様など、最上位モデルとの差分は確実にあるので、手に取りやすい価格になることに期待ができます。こちらは続報を待ちましょう。

また、もう1点気になるのが、手軽なハイエンドという新しいポジションの端末が登場したことで、例年秋ごろに発売される「AQUOS sense」シリーズや「AQUOS zero」シリーズにどういう影響が出るのかという点。従来通り販売されるのであれば、ラインナップが細かく枝分かれすることになるので、1ユーザーといては、自分に適した端末が見極めにくくなる心配はあります。

ミドルレンジモデルは、ハイエンドモデルと同様に年々性能が向上しているのに比例して、価格も上がってきているので、AQUOS R8の価格次第では、あまり違いがなくなってしまう可能性も考えられます。今回登場した3モデルの価格はもちろんですが、AQUOS sense、AQUOS zeroにて、他シリーズにない特色をどのように出していくのかにも注目でしょう。

取材・文/佐藤文彦

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